【1600人にアンケート】バースプランに書いてよかったことは?プランの例を大調査!
病院で「バースプラン」をもらったものの何を書けばよいのか悩んでいる…という人は多いのではないでしょうか。初産の場合は特に、お産でやりたいことのイメージが湧きづらいですよね。
そこで、バースプランで重視したことや書いてよかったことの体験談を大調査。1600人の先輩ママが回答してくれました。これからバースプランを書くときの参考にしてみてくださいね。
今回のテーマは…
バースプランの書き方例
※記事内のデータ・コメントは「ゼクシィBaby会員」1,688人が回答したアンケートによるものです(2022年9月実施・0カ月~2歳までのお子さんをお持ちのママ1,688人が回答)。
目次
バースプランって何?
どんなことを書けばよいの?
バースプランとは、出産直前から退院するまでをどのように過ごしたいか、どんなお産にしたいかを妊婦さん本人が考えて記すリストのことです。
出産から退院するまでの過ごし方をイメージして、自分のやってみたいことを一つずつリストアップしてみましょう。
バースプランの用紙は病院が用意していることが多く、妊婦さんがそれに書き込むことで医師や助産師さんと具体的なプランについて共有・相談していきます。
実際にプラン通りにならないこともありますが、自分のお産と向き合うよいきっかけになるので、ぜひバースプランを書いてみてくださいね。
みんなのバースプラン、その書き方の例を紹介します!
Q.バースプランで重視したのは
どのようなことですか?
バースプランで重視したことを聞いてみると、「分娩時の対応」をあげた人が約26%と多めでした。その場になったら余裕がなくなってしまいそうな分娩時だからこそ、あらかじめ要望を伝えておくことが大切なんですね。
実際にどんなことを書いたのか、それぞれの項目の書き方の例を先輩ママに聞いてみました。
<陣痛時の過ごし方>
リラックスして過ごせるように、好きな音楽やアロマ、お気に入りのドリンクなどの持ち込みを希望しました。(かいちゃんママさん)
陣痛のいきみ逃しのときにマッサージをお願いしました。(のりこさん)
<出産方法への要望>
好きな体勢で産みたかったので、畳の部屋がよいと希望しました。(まろんさん)
一人目のとき、お産がなかなか進まなくて苦しかったので、ソフロロジー法など自分が試してみたい方法での出産が可能かを確認しました。(くまこさん)
<分娩時の対応>
コロナ禍で夫の立ち会いができなかったため、テレビ電話をつないでもらうことにしました。(Tさん)
しんどいとき他人と比較するような言葉での鼓舞はしないようお願いしました。「お母さんみんなそうだよー」とか言われると「自分は弱い人間だ」と思ってしまいナーバスになるので。(HNさん)
胎盤を見せてほしいとお願いしました。赤ちゃんを支えてきてくれたものを見られるのは、このタイミングしかないので。(本棚からぼたもちさん)
義理の両親を分娩室に入れないでほしいと書きました。一人目のとき普通に入ってきてびびったので…。(ゆきこさん)
<産後(お産入院中)の過ごし方>
産後赤ちゃんのお世話がきついと聞いたので、出産した日は母子別室でゆっくり寝たいと伝えておきました。(さくらもちさん)
初産なのでわからないことは聞ける環境にしてもらいたいということを書きました。(サーモンピンクさん)
上の子も宿泊できる病院にしたので、可能な限り上の子を優先できるように過ごしたく、事情を説明して対応してもらえるように調整しました。(くまこさん)
バースプラン通りの出産ができた人が約6割!
Q.実際にバースプラン通りの
出産ができましたか?
約6割の人が実際にバースプラン通りの出産ができたと回答しました。
そんな中で、プラン通りにできなかった人の声を聞いてみると、「痛過ぎて余裕がなかった」、「出産方法が急遽変更になった」などの理由があげられていました。
お産は何が起こるかわかりません。プラン通りにならなくてもあまり気にせず臨機応変に対応していけるとよいですね。
<プラン通りにはできなかった>
好きな動画を観て過ごしたいと思っていたけど、痛みで全くそんな余裕がなかったです。(おかぴさん)
病院に到着してから15分後には出産していたため、あっという間すぎて何もできませんでした。(ETさん)
切迫早産で長期入院していて予定日より早い陣痛がきたため、バースプランが担当の助産師さん以外の人に周知されていませんでした。(きょんさん)
バースプランに書いてよかったことは?
先輩ママたちから寄せられた「バースプランに書いてよかったこと」をご紹介します。
「出産時の動画を撮ってほしい」、「夫とテレビ電話したい」など、立ち会い出産が制限されているコロナ禍ならではの要望も多かったです。
先輩ママの声を参考にしてみてくださいね。
目安の時間を…
陣痛の進み具合を教えてもらえたのはよかったです。痛みの終わりがわからない恐怖心で気持ちが滅入るので、大まかにでも目安の時間を伝えてもらうことで気持ちが楽になりました。(にこまめさん)
助産師さんの声かけ
コロナで旦那の立ち会いができず孤独だったのと、一人でいるより誰かと話している方が陣痛の痛みが和らぐ気がするので、助産師さんに声をかけてほしいとお願いしてよかったです。(myさん)
産声を記録
助産師さんが写真や動画を撮ってくれていて、生まれたての産声を記録でき記念になりました。(ちゃんりーさん)
夫とテレビ電話
産後すぐにベッドの上で立ち会いできなかった夫とテレビ電話をさせてもらえて嬉しかったです。(えなママさん)
本音で書く
自分の性格や出産が怖いなどの本音を書いたら、親身に話を聞いてくださいました。(まみさん)
バースプランに書かずに後悔したことは?
最後に、バースプランに書かずに後悔したことを聞いてみました。
意外にも多かったのが「胎盤を見ること」という回答。
出産のときにしかできない貴重な経験こそ、プランに書いておく価値があるのかもしれませんね。
カンガルーケアをせず…
生まれてすぐに顔を見たり抱っこできるものかと思ったら、測定などにまわされて抱っこできたのは2時間後だったので、カンガルーケアを希望しておけばよかったと思う。(しぃなさん)
授乳のタイミングが…
初日に赤ちゃんに授乳できず後悔。産後すぐに授乳したいと書けばよかったです。(kayさん)
BGMがトラウマに
特に曲を指定しなかったらずっと同じアーティストのBGMが流れていて、普段は大好きな音楽なのに陣痛中に聴き続けたからちょっとトラウマになりそうでした。(イニシャルCさん)
複数パターン想定した方が…
立ち会いができなくなった場合などのパターンを想定して、どんな状況になってもよいようにバースプランを複数考えておくとよいかも。(ことりさん)
何も書かずに後悔
安産になるなら何でも従いますという気持ちでバースプランを書かずに提出。だけどそれが助産師さんにはあまりやる気がないように受け取られてしまったようです。自分の素直な気持ちを書けばよかったです。(わかさん)
病院が聞いてくれず…
私の病院ではそもそもバースデープランを聞いてくれませんでした。聞かれなくても自分から希望を言えばよかったと後悔しています。(ぱーずなさん)
この記事のまとめ
具体的なバースプランを立てて納得できるお産にしよう
バースプランを書くことで、医師や助産師さんとの共通認識ができるだけでなく、自分自身の心の準備を整えるきっかけにもなります。不安なことがあればなんでも書いてみてOK。 後悔のないお産にするためにも、自分のバースプランについてどうありたいか、病院とも相談し、しっかりと考えておくことが大切です。
- 構成・文/
- 宇都宮薫
- イラスト/
- 深川優
はじめての出産のため、進捗状況や今からどんなことをするのかなど細かく教えてほしいとお願いしました。(はんなさん)