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知っておきたい「切迫流産・流産」のこと

知っておきたい「切迫流産・流産」のこと

※雑誌「妊すぐ2013年12月号」の記事となり、当時の記事を掲載しています

全妊娠のうち、約15%が流産に終わってしまう、と言います。知っておきたいサインなど紹介します。

流産とは、22週より前に妊娠が終わってしまうこと

いわゆる「流産」は、妊娠が判明して間もない4週から、中期に入った22週までの間に起こります。流産は、12週までを初期流産、それ以降を、後期流産と呼びます。初期流産の主なものには、次のようなケースがあります。まず、尿検査で妊娠反応が出るのに、胎のう(赤ちゃんが入る袋)が子宮内に見当たらずに消滅してしまう化学流産。これは妊娠4〜5週のごく早い段階で見つかります。また、胎のうは子宮内に見られるのに、その中に胎児が育っていないケースもあります。6〜7週で胎児の心拍が確認できれば、流産の確率は減ってきますが、7週になっても胎児の心拍が確認できなければ流産となります。また、心拍が一度確認できたにもかかわらず、次の健診では消失してしまうものも。さらに、何らかの原因で胎児の成長が止まってしまうケースもあります。

これらの初期流産は、胎児の染色体異常や何らかの異常が原因。全妊娠の13.3%、つまり妊婦さん6〜7人にひとりの割合で起こります。いくら妊婦さんが安静にしていたとしてもどうにもできないもの。自分を責めないで、身体を休めてあげたいものです。

初期流産-全妊娠の約13.3%

妊娠12週未満で起きた流産のことを初期流産と呼びます。超音波検査で胎児心拍が確認できる時期の前後に、胎のうは認められるのに、胎芽(胎児)が見られなかったり、胎芽の心拍動が認められない場合、流産と診断されます。

後期流産-全妊娠の約1.6%

妊娠12週以降22週未満に起こる流産のこと。無症状のまま子宮口が開いてしまう頸管無力症や子宮の異常、細菌感染などが理由であり、主に母体側に原因があります。この時期の流産経験がある人は予防の対策が必要です。

早産-全妊娠の約5%

妊娠22週以降37週未満の出産を早産と言います。妊娠35週を過ぎ、体重が2300gを越えていれば、そう大きなトラブルはありませんが、それ以前に生まれると、NICU(新生児集中治療室)に入院することになります。