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鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血

※雑誌「妊すぐ2013年1月号」の記事となり、当時の記事を掲載しています

血液量はアップするのに血が薄まるため貧血に

妊娠中は、母体自身の体重が増加するのと、胎児の血液を確保する必要があるため、血漿量(液体成分)と赤血球量をあわせた血液量はアップします。ただし、赤血球量の増加より、液体成分である血漿量の増加の方がはるかに多いため、血の量は増えても薄まった状態になり、貧血のようにみえる、というわけです。

妊娠前から貧血気味の人は妊娠初期から発症することが多く、普段は貧血になったことがない人でも、妊娠後期頃に発症するケースが多く見られます。

鉄欠乏性貧血になると、疲れを感じやすくなったり、動悸・息切れ、めまいや立ちくらみ、頭痛などといった症状があらわれます。妊娠中は特に、鉄分が不足しないよう、栄養バランスを考えた食事を適量摂るように心がけて。

発症した場合には医師の処方による鉄剤で補充!

バランスのいい食生活が基本ですが、貧血になってしまった場合は、医師が鉄剤を処方します。また、緑茶や紅茶、コーヒーや烏龍茶などに含まれるタンニンは、鉄の吸収を阻害するので、摂りすぎには注意してください。