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出血について

出血

※雑誌「妊すぐ2013年1月号」の記事となり、当時の記事を掲載しています

少量の出血でも油断禁物、切迫流産などの危険も

妊娠中の出血には、心配のないものと危険なサインであるものがあります。出血の量が多く、おなかの痛みを伴う場合は、切迫流産や切迫早産、前置胎盤などの可能性があるので、すぐに病院に行き診察を受けましょう。また、妊娠4週前後であれば、受精卵が着床する時に生理のような出血が見られます。特に痛みもなく、短期間の出血ならこれと考えられます。また、ポリープができていたり、びらんに炎症が起こっているための出血や、痔でお尻から出血したのを間違える、というケースもあります。これらはほぼ心配のいらない出血です。ただし出血量は少量でも、重篤なケースもあるので自己判断は危険です。必ず担当医に状況を説明して、指示を仰ぎましょう。

初期に見られる出血は胎盤ができる途中で起きている

妊娠初期によく見られる出血の症状のひとつに「絨毛膜下血腫」があります。「絨毛」とは、受精卵から突出した細い根っこのような突起のこと。
受精卵が着床すると、この絨毛が子宮内膜に根を伸ばし胎盤をつくりはじめます。
その際、子宮内膜に傷がつき、その出血が子宮を包み込んでいる外側部分にたまってしまい、血腫(血の塊)となって出血する、というわけです。
胎盤が完成する前の妊娠初期〜中期に茶色いおりものがある場合は、これが原因と考えられます。心配のない場合がほとんどですが、血腫が大きいものでは流産や早産に移行する可能性も。
おなかの痛みや張りなどといった自覚症状がない場合の出血もありますが、自己判断をせず、担当医に相談を。

出血したらすぐに病院に相談して安静にして過ごしましょう

流産や早産のサインである可能性もあるので、まずは病院に連絡をして状況を伝えましょう。
びらんの炎症やポリープ、痔などはほぼ心配ありませんが、様子を見て診察を。絨毛膜下血腫の場合、血腫が小さければ自然に吸収されて治るケースも。大きい場合、血が止まらない場合には適切な治療が必要です。