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子宮外妊娠

子宮外妊娠

※雑誌「妊すぐ2013年1月号」の記事となり、当時の記事を掲載しています

発育した受精卵が子宮腔以外の部位に着床

受精卵が本来着床すべき子宮腔ではなく、子宮腔外に着床してしまうこと。着床する部位によって、「卵管妊娠」、「腹膜妊娠」、「卵巣妊娠」、「頸管妊娠」の4つに分けられ、その中でも「卵管妊娠」の場合がほとんどです。自然妊娠での発生率は1〜2%ですが、体外受精・胚移植などの不妊治療での発生率は2〜4%と高め。無症状の場合もありますが、卵管破裂を起こすと、急激な腹痛を伴い緊急手術になるケースも。妊娠検査薬での判定は「陽性」とでますが、子宮外妊娠の場合、妊娠継続は不可能です。陽性反応がでているのに、妊娠6〜7週の超音波検査(経膣プローブ)で子宮内の胎のうが確認できない、または下腹部に痛みや出血がある場合に子宮外妊娠が疑われます。早期にわかった場合、腹腔鏡下手術で切除等できますが、大出血を起こしている場合などは開腹手術となります。妊娠かもと思ったら早めに産婦人科を受診しましょう。

卵管の状態によって対処法はさまざま

対処法としては、卵管破裂を起こしている場合は、着床側の卵管切除手術を。未破裂の場合は、卵管温存手術による治療が行われることも。発育不良の子宮外妊娠では、受精卵が自然に吸収・消失することもあるため、経過を見て待機するケースもあります。

子宮外妊娠の98.3%が卵管妊娠

正常妊娠では、受精卵は発育を続けながら輸送され子宮腔へ到着し着床します。 子宮外妊娠の場合、卵管妊娠が98%を占めます。

卵管妊娠の原因

卵管の異常

・ クラミジア感染後、子宮内膜症などによる 卵管内癒着、卵管周囲癒着

・ 過去に卵巣・卵管の手術をした

受精卵の輸送の異常

・ 卵の外遊走

・ 体外受精・胚移植

子宮の異常

・ 子宮内避妊具(IUD)の挿入

・ 過去に人工妊娠中絶をした