卵巣腫瘍

卵巣腫瘍と妊娠

※雑誌「妊すぐ2013年1月号」の記事を転載したもので、情報は掲載当時のものです。

流産や早産のリスクもあり!摘出手術は16〜20週以降に

卵巣は子宮の両側に左右ひとつずつありますが、この卵巣に腫れが認められた状態を卵巣腫瘍といいます。一般的に痛みがなく自覚症状がないため、自分では気がつきにくく、妊娠してから超音波検査をきっかけに発見されることもしばしば。確率としては全妊婦さんの0・5%で、このうち悪性と診断されるのは5%未満です。腫瘍の破裂や茎捻転などが起こると、流産や早産の危険につながります。

茎捻転とは

卵巣が腫瘍のせいで大きく腫れすぎると、ねじれやすくなります。
ねじれた状態が『茎捻転』。妊娠による子宮サイズの急激な変化が原因になることも。

摘出手術をする場合は、胎盤形成期を過ぎてから

状態や大きさにより治療方針は異なりますが、摘出手術の場合は、早くても妊娠16〜20週以降に。これは、妊娠維持に必要なプロゲステロンが卵巣で産生されるためと、胎盤形成期を避けるためです。