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サイトメガロウィルス

サイトメガロウイルス

※雑誌「妊すぐ2013年1月号」の記事となり、当時の記事を掲載しています

感染した胎児の10〜20%に発達障がいや難聴をおこす

サイトメガロウイルス(CMV)は、ヘルペス科のありふれたウイルス。約7割の妊婦は既に感染していて免疫があるため、ほぼ問題ありません。しかし、妊娠中に初めてCMVに感染した場合、3〜5割の確率で経胎盤感染します。また、妊娠前に既に感染していて免疫があっても、その免疫力が低下すると再度感染してしまったり、体内に潜んでいたウイルスが再び活動性を持つようになったりして胎児に感染することがあり、その 頻度は0・2〜2%です。感染した胎児の1〜2割は、生まれた時に小頭症、脳内石灰化、紫斑などの症状がみられます。また生まれて数年後に難聴や発達の遅れのような症状があらわれることもあります。上行性、経産道、母乳感染もしますが、経胎盤感染と異なり、通常は問題ありません。ただし、例外は未熟児で、時に敗血症を思わせる症状がでます。妊婦健診で、現在CMV抗体検査は必須化されていません。

幼い子どものお世話をした後は手洗いを!

「CMVはありふれたウイルスで、特に乳幼児の唾液や尿へ大量のウイルスが排泄されます。乳幼児に接する妊婦は、唾液や尿に触れないように、触れた後はきちんと手洗いを心掛けて!」