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前置胎盤

前置胎盤

※雑誌「妊すぐ2013年1月号」の記事となり、当時の記事を掲載しています

胎盤が子宮口の一部、または大部分を覆ってしまう怖い症状

正常の妊娠では、胎盤の位置は子宮体部に付着しています。しかし、まれに正常位置よりも下の方に位置し、胎盤が内子宮口の一部、または大部分を覆ってしまう状態があります。これを前置胎盤といい、発生する確率は全体の妊婦さんの0・5〜1%ほど。妊娠24週以降に痛みを伴わない出血をきたし、その後も同様の出血を不規則に繰り返す場合はこの可能性があります。病因は正確には解明されていませんが、過去に帝王切開や人工妊娠中絶、子宮筋腫核手術を経験した妊婦さんや、高齢妊娠、多胎妊娠、喫煙者などに見られます。胎盤が下の方にあるため、おなかの中の赤ちゃんは頭の位置を保ちにくく、しばしば胎位異常が認められるケースも。

経過を観察し、37週頃に帝王切開を行うのが一般的

妊娠中にも手術中にも多量出血が発生しやすく母子ともに危険度が高いので、少量でも出血がある場合は、入院し経過を観察するのが基本です。また、内子宮口を覆っているので帝王切開が原則となります。『低置胎盤』の場合は経膣分娩になるケースもあります。