妊娠時の寒気

寒気

妊娠中に寒気が。どうすればいい?

妊娠しているときに、寒気(俗にゾクゾクする)と風邪をひいたかと思ってびっくりしてしまいますよね。妊娠初期の寒気は、妊娠したことによって、高温期、つまり体温が下がらず、ずっと高いままの状態をキープすることが理由です。

自分の体温がいつもよりも高く、また外気温より体温の方が高くなる幅が広がることから、ゾクゾクしてしまうのです。

妊娠中期の寒気は、初期とは違う理由があります。なぜならば、高かった体温も、妊娠6〜7カ月頃には36〜36.5℃の平熱に落ち着くからです。

では、どうして寒気を感じるのでしょうか。実はこの寒気は、貧血の症状のひとつなのです。

貧血とは、血液の成分のうち、赤血球に含まれているヘモグロビンが足りない状態。妊婦の血液は、妊娠すると大幅に増加します。このとき、液体成分の方が赤血球の増加よりも大きいため、薄まった状態の血液になり、一見、貧血のような状態になります。これは妊婦の生理的現象。妊娠中期にはいると、胎児も大きくなり、その分血液も増加するため、多くの妊婦に貧血のような症状が出始めます。例えば、疲れやすい、だるい、寒気、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみ、冷え、頭痛などの症状です。

貧血以外の理由では、胎児がおなかで発する熱で、母体が暑さを感じ、それに対して外気温が低いという場合や、大きくなったおなかのせいで、身体への負担が大きくなり、疲れやすくなって、ちょっとしたことで熱があがってしまう場合など、寒気を感じることも。

ちなみに、38度を超えるような発熱の場合は要注意です。これは妊婦の許容範囲の平熱を超えていますので、産院の医師に相談し、指示を仰ぎましょう。