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5日間生殺し……陣痛促進剤も効果なしだった頑固な息子

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予定日以降は産院に毎日通って検診していました。が、なかなか赤ちゃんが下りてくる様子がなく、院長医師の判断で「このままでは赤ちゃんが危険になるので、予定日から1週間が経過したら陣痛促進剤を使いましょう」ということになりました。そして予定日から1週間経った日、予定通り陣痛促進剤を打ちに産院へ。

 

装置をお腹につけて赤ちゃんの心拍を測りながら、点滴で陣痛促進剤を投与されました。少量ずつの投与で、だんだんお腹が痛くなってきたなぁと思っていると、急に「ズキン!」と激しい痛みを感じ、そのときに赤ちゃんの心拍を測っていた装置が音を立てました。

助産師さんが内線を入れると、院長先生が病室に降りてきて、助産師さんの説明を受けていました。「さっきの機械音は? 何か問題かな? あの感じはきっと問題に違いない…」と不安に思っていると、院長先生が私のもとに来て説明をしてくれました。

 

「強い陣痛がくる度に赤ちゃんの心拍が下がるので、もしかしたら首にへその緒が絡まっているのかもしれませんね。これからもっと陣痛が強くなるのに、初期段階の陣痛で心拍が下がるようなら、自然分娩では赤ちゃんが持たないかもしれない。この産院では帝王切開を行っていないので、大事をとって提携している総合病院に搬送して、もしものときの帝王切開を視野に入れながら自然分娩を目指すというのはどうでしょう? もう少し様子を見るというのでもいいですよ。僕は出掛けないといけないから、15分くらいで答えを聞かせてくれる? もし搬送となると僕も一緒に付いて行かないといけないから」

 

と、いきなり赤ちゃんの命にかかわる話をされるし、いきなり大きな決断を迫られるしで、若干パニックになりました。夫が付き添っていたので、「どうしよう…」と相談すると、「どうしたいの?」と聞かれて、「ここで産みたい」と言うと、「じゃあ、もう少し様子を見させてもらおう」と同意してくれて、院長先生にお願いしました。

 

助産師さんとも顔見知りになっていたし、一度も訪れたことのない大きな総合病院で出産するのはかなりのストレスだし、その病院は相部屋だし母子別室だし、カンガルーケアと母子同室ができなくなってしまうのはイヤだし…、選択の余地があるなら、やっぱり自分が希望する場所で産みたいと思ったのです。

 

陣痛促進剤はその日と翌日と2日間使用しました。しかし、そこからが長い道のり! 促進剤のおかげで、それ以降は自然に陣痛がくるようになったのですが、ピークに達しないまま陣痛が消えてしまう、の繰り返しでした。夜中にお腹が痛くなって産院に電話して、「じゃあ来てください」と言われ、夫が運転する車で産院に行き、しかし陣痛の波が消えて朝を迎えて帰宅するという…。

 

強い陣痛がくると赤ちゃんの心拍が下がるのがとても心配で、お腹の痛みに耐えつつモニターを凝視していたので、余計にしんどかったです。そのときは男の子ということが分かっていて、既に名前も決めていたので、強い陣痛がきて赤ちゃんの心拍が下がるたびに、夫が生まれてくる息子の名前を呼んで「○○○がんばれ!」とお腹に向かって声掛けしてくれました。私はお腹の痛みで声が出なかったので…。

 

お腹はずっと痛いのに、子宮口がいっこうに開かず、陣痛のピークがこないという生殺し状態…。院長先生から「何か思い残していることはない? 赤ちゃんがそれを察して出てくるのを嫌がっているのかも」と聞かれましたが、仕事関係は全部処理済みだし、退院してからの家の環境も整えてあるし、特に思い当たることはありません。なんで赤ちゃんは外の世界に出る気にならないんだろう? と不思議でした。

 

陣痛促進剤を使ってから4日後の夜、お腹がどんどん痛くなってきて、あっという間に子宮口が開き、やっとお産が進みました。そして翌朝6時に息子誕生!

結局予定日から12日遅れの出産。息子ががんばってくれたおかげで、なんとか希望の病院での自然分娩が叶いました。しかしかなりの長期戦だったので、体力の消耗が激しく、退院を1日延ばしたほどでした。

 

できることなら促進剤を使うことなく自然に産みたかったというのが正直な感想です。それにしても、促進剤を使ったにもかかわらず5日がかりになるとは、どんだけ頑固な子なんだか。その息子はもうすぐ3歳になりますが、頑固な性格はそのままです(笑)。

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著者:イッチー
年齢:41歳
子どもの年齢:2歳10ヶ月

36歳のときに遅ればせながら結婚。39歳で第一子となる長男を高齢出産。月齢10ヶ月から息子を保育園に預けて仕事復帰。会話でコミュニケーションができるようになってから、「育児っておもしろいな!」と実感した遅咲き母。もうすぐ3歳になる甘えんぼ男児からの「抱っこ!」攻撃に対応すべく整骨院でのメンテナンスが欠かせない。

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