妊娠が分かってから約2週間が経った時。いつものようにトイレに行ったのですが、パンツに血が付いていました。生理の終わりかけのような茶色い血でした。
それを見た瞬間、心臓がバクバクして顔から血の気が引いていくのが分かりました。
血が出るって…良くない事だよね…?
一昨日病院に行って、胎嚢が見えて一安心したところだったのに…
何がいけなかったんだろう?仕事で無理な態勢をとったかな?
昨日旦那をマッサージした時にお腹に力が入ったからかな?
と色んな事が頭の中を駆け巡りました。
トイレから出て、急いで病院に電話をしました。声が震えてたと思います。
病院からは、今の時期は何とも言えないし、一昨日受診したばかりだから病院に来ても何もしてあげられない。と言われました。
「茶色い出血なら大丈夫だと思うけど、流産の可能性もあるから自宅で安静にしてください。お風呂も入らない方がいいです。仕事も休めるなら休んでください。受診して赤ちゃんの状態が分かるのは早くて一週間後なので、その間は安静にするしかないです。もし大量に出血したり、鮮血がでるようならすぐに来てください」と言われました。
電話を切ってからも不安で泣いてしまいました。
少し泣いてからしっかりしなきゃと思い、ネットで調べました。
初期の流産はもともと受精卵に問題があって、産まれても生きていけないから流産すると書いてありました。
病院に行っても、薬を処方して貰えることもあるけど所詮は気休めらしいです。
だから、今は赤ちゃんを信じるしかないと思いひたすら安静にしていました。トイレ以外はずっと横になっていました。仕事も休みました。
そのおかげか2日ほどで出血は止まりました。
でも、たまに生理痛のような痛みがあったのでそれも心配になり病院へ電話しました。
生理痛のような痛みは、流産によるものの場合もあるし、順調に赤ちゃんが育っていて子宮が大きくなる時の傷みの場合があるそうです。
出血は止まったもののまだまだ安心はできませんでしたが、仕事を休み続ける訳にもいかず、赤ちゃんを信じて3日目に出勤しました。
その日は何事もなかったのですが、翌日事件は起きました。
台風の影響で電車が止まり1時間以上動かず、しかも車内はものすごい混雑で座れるはずもなく。マタニティーマークは付けていましたが、もし席を譲ろうとしてくれる方がいたとしても、動ける状態ではないので窓に手をついてお腹を必死で庇いながら乗り換えの駅まで耐えました。
電車を降りると急に、今までにないくらいお腹が張って痛くなってきてパニックになりながら旦那に電話をかけました。
病院に行けと言われてはっとして、すぐに病院に行きました。
旦那も仕事から駆け付けてくれて一緒に診察室へ。
エコーには少し大きくなった胎嚢と、その中にちっちゃな豆粒みたいな赤ちゃんが見えました。
育ってた…。
でも先生は、出血は止まっているが胎嚢の横からなので、これが流産につながる可能性はまだあると言われ、また不安になりました。
でも、弱いけど心拍も見えたので来週もう一回来てくださいと言われ、少し希望が持てました。
無理せずに電車を降りてればよかったと自分を責めましたが、とにかく赤ちゃんを信じて1週間を過ごしました。仕事にも行きました。毎日頑張れと赤ちゃんに話しかけました。
ドキドキしながら3回目の受診。
このときは元気な心拍が私にも見えました。
先生にも、出血は無くなっているし心拍も正常です。もう大丈夫ですよ。母子手帳を貰ってきてくださいね。
と言って貰えて本当に嬉しかったです。
そんなお腹の子も無事に生まれ、9ヵ月になりました。
妊娠することもそうだけど、出産するまでも本当に奇跡なんだなと改めて思いました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:だいママ
年齢:28歳
子どもの年齢:9ヵ月
年下の旦那と猫2匹で暮らしています。現在は育休中ですがもうすぐ復帰するので、息子も4月から保育園に行きます!これからの生活に不安いっぱいですが、新米パパママ、家族で頑張ります!
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