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生後1ヶ月児の夜泣き。赤ちゃんが寝ないのは誰のせい?

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今ならわかる。

生後一ヶ月の赤ちゃんでも環境の変化は理解していて、繊細に感じ取り、愚図ったり、寝なくなったりすることがある。

でも、生んで一ヶ月の新米ママの私は、赤ちゃんのことを全く理解していなかった。

赤ちゃんはおっぱい飲んで、ずっと寝ているものなんでしょ。」

そのぐらいの理解だったのである。

 

里帰りで生んだ私は、一ヶ月検診後、自宅に帰ってきた。

私と夫と娘の新しい生活が始まるんだと、意気揚々としていた。

でも、そんな浮かれ気分は、初日からくじかれる。

帰ってきたその日から、夜娘が寝なくなったのだ。

「あれ、おかしいな。おっぱいが足りてないのかな。」

ミルクを与えてみても、少しは飲むものの、すぐペッと吐き出し、そして泣き出す。

よしよしと抱っこをし、ウトウトしてきた娘に、また、おっぱいをあげる。

寝たところを見計らってベッドに置くも、また泣き出す。

夜中、その一連を繰り返し、朝を迎えることに。

昼間も私の腕の中では寝てくれるものの、置くとやっぱり泣き出し、私は横になって寝ることができなかった。

 

赤ちゃんのことを全くわかっていなかった私は、夜になったら、おっぱいをあげると赤ちゃんは勝手に寝るものだと思い込んでいた。

そして、赤ちゃんを寝かせるすべを「おっぱい」しか知らなかった。

そんな私は、何日も寝ない赤ちゃんと格闘し、寝れない日々を過ごした。

馬鹿の一つ覚えのように、おっぱいばかりをあげていたので、腰も肩も腕もカチコチに。

精神も身体も限界だった。

「なんで?なんで寝てくれないの?理由は何なの…。」

赤ちゃんを目の前に、へとへとの顔でそんなことを呟いてしまっていた。

 

そんなとき、「新生児訪問」があった。

「新生児訪問」とは、新生児がいるすべての家庭を、助産師さんや保健師さんが訪問し、母子の健康や育児に関する相談を受けたり、子育て情報を提供してくれたりする行政のサービスだ。

扉を開けると、メガネでおかっぱの助産師さんが、にこやかに立っていた。

赤ちゃんとお母さんはどんな感じですか?」

娘の体重を量りながら、助産師さんは私に聞いてくれた。

「ええっと…夜、ぜんぜん寝てくれなくて…。」

と話し出した私の目は涙であふれていた。

自分でも驚いた。

ああ、そんなに追い詰められていたんだな…とやっと気づく私。

 

「そっか、お母さん、寝れてないんだね。大変だったね。」

 

私、号泣。

それから、助産師さんは日々の生活リズムや、おっぱい・ミルクのことなど細かに聞いてくれた。

「おっぱいが足りてないのかどうかみてみよう。」ということで、
おっぱいマッサージをしてもうらう。

「これだけ、おっぱいが出ているなら大丈夫。ミルク足さなくていいよ。寝ないのは、おっぱいじゃなくて他に原因があるんだよ。」

この言葉に、私はまた安心して泣いてしまった。おっぱいが足りているということで、不安が一気に解消された。

安堵の涙だった。

 

新米ママの私は助産師さんの話すべてが目から鱗だった。
赤ちゃんの生活リズムは親が作ってあげないといけないということ。

おっぱいもずっとあげるのではなく、時間をきめてあげる。

夜は暗くして、寝るものだとわからせるように。

大人本位の生活に、赤ちゃんを巻き込んでいた私、猛省。

生んだはいいものの、心は全く親になっていなかった。

 

それからは、夜はリビングも暗くしてベッドにいき、添い乳をしながら寝かせるように。

私も「寝るかな?どうかな?」と気をはってるのではなく、先に寝てしまうぐらいの気持ちで、赤ちゃんに接する。
すると、不思議なことに娘もだんだん寝るようになってきた。

環境に慣れてきたのもあるし、私の気持ちをすくい取っているということもあるんだろう。

 

二人目の娘も生んで、色んな赤ちゃんと触れ合う機会もできた今、生まれたての赤ちゃんだって、色んなことを感じ取って理解していることがわかる。

生まれたときから立派に一人の人間なのだ。
そんな当たり前のことを、気づかせてくれる子育て。
まだ、始まったばかり。これから、どんなことを気づかせてくれるのか楽しみ!
でも、お手柔らかに頼みますよ…。

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著者:ちらしずし
年齢:33歳
子どもの年齢:4歳8ヶ月・1歳10ヶ月

子供ができるまで、人生は自分だと思いあがっていたのですが、子供が生まれて以降、人生は他人だということに気づき、一歩大人に。仕事と子育てと家事の怒涛の毎日を過ごし、バランスがとれていない生活に悶絶中。でも、仕事が終わって、子供の臭いをかぐと一安心。日々を淡々と生きる覚悟がついた、33歳曲がり角女です。

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