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背中スイッチ、今日もON!寝ない息子との400日戦争

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長男はとにかく「よく起きる子」でした。

寝ない、というより起きる。よく起きる。すごく起きる。

産まれてすぐ産院にいる頃から、私がお茶を飲むために個室の冷蔵庫を開けるバフッ…という音で、オンギャー!と泣きながら起きる子でした。


これは育児が大変そうだぞと予想したとおり、退院後は怒涛の日々が待ち受けていました。

夜は基本的に2時間以内には起こされるし、かと言って昼間にまとめて寝るわけでもない。

母乳だったので、乳首をくわえさせるとその時は寝るものの、忍者のごとく乳首を引き抜こうとしても、スポッと外れた瞬間に目が開く。

ならばと抱っこや抱っこ紐で寝かしつけると、お布団に置いた瞬間に高確率で背中スッチON!

夜泣きには散歩だ、夜風に当たってすやすやねんね。

帰宅してお布団に置いた瞬間に…。

 

私はへとへとで目の下が日に日に黒くなるのに対し、息子はあまり寝ない以外はまったく健康。

体重もグングン増えて、生後1ヶ月の検診では医師の太鼓判をもらいました。

赤ちゃんって寝なくても生きていけるんだなぁ…とか、母親の生命エネルギーまでもを成長の糧にするなんて…とか、世界中のお母さんは皆偉大だわ…とぼんやりする頭でよく考えたのを覚えています。


結局ほぼ2時間ずつしか寝られない日々が長らく続き、生後11ヶ月で歩くようになった息子は、ただでさえ寝ないのに「早起きをして私を起こし、朝は散歩に出かける」ということを覚えました。
これが想像以上にキツかった。

朝方は4時の授乳を最後に、6時半頃まではグッスリ寝られる私のゴールデンタイムだったんです。

そこを5時過ぎには起こされる。はじめのうちは付き合っていましたが、1ヶ月ほどで私の中の何かが切れました。

そして決意しました。「断乳しよう」と。

 

その頃の私は寝られない、産前以上に体重が減ったまま戻らない、(授乳と関係ないかも知れませんが)歯が2本欠ける、と酷い有様。

夫が病気で休職していたりもして、精神的にも辛かった。

昼寝も長くて2時間きっかりで起きる子だったので、子どもの成長面でもどこか心配でした。
ママ友の「断乳したらちょっとは寝るようになるよ!」の一声で、もうこれしかない!となった訳です。

比較的スムーズに断乳してくれて、息子は1歳1ヶ月で断乳に成功しました。

数日間はやはりあまり寝ませんでしたが、1週間ほどしたある日、夜の12時から朝の6時まで眠ってくれたのです。

出産から1年と1ヶ月、息子と私の初めての6時間睡眠でした。

朝、息子の泣き声ではなく、カーテンから差し込む朝日で目が覚めたと気づいた時、いい大人なのにウエーンと声を出して泣きました。


今となっては笑い話ですが、当時は本当に辛かった。

頼りたい家族も病気、転勤族で近所に知り合いはいない、両親は遠方と行き詰っていたので、もう起きずに寝てくれたのが嬉しくて嬉しくて。

今5歳になる息子は、あんなに寝なかったのが嘘のように毎日たくさん遊んでたくさん食べて、朝までぐっすり眠っています。

いつかは楽になるよ、と周囲の人に言われた言葉を実感しています。

 

それでも願わずにはいられません。

どうか世界中の背中スイッチが敏感な赤ちゃん達が、今日だけでもよく眠りますように。

どうか、世界中のお母さんが少しでも長く眠れて、明日の元気を蓄えられますように。

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著者:namikibashi
年齢:30歳
子どもの年齢:5歳と3歳

転勤族ママ。子ども出産後、すでに転勤は3ヶ所目。荷造りのプロになりつつあります。現在は都会に住んでいるので、日常会話でうっかり方言が出てしまわないよう苦心しています。

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