それは第一子の時と同じく、妊娠判明とほぼ同時である5週半ばにやってきました。
終わりの見えないつわりのお出ましです。
最初はなんとなく匂いが気になるな、ちょっとだるいな、程度だったのですが、ある日突然猛烈な吐き気とめまいに襲われ、そこにあったゴミ箱を引っ掴んで盛大に吐きました。
これはキタ、間違いなくつわりだ!
原因が分かっていても辛く、その日は打ち上がったクジラのように横たわっていました。
第一子のつわりは食べづわりで、酸味のあるものと生姜を好んで食べていました。
会議に生姜糖を持ち込むなんて朝飯前、デスクで間断なく“もずく”やイチゴを食べて同僚に引かれる、なんていうことも。
今回も、“もずく”ならいけそう!と早速食べてみたのですが、食感も酸味も気持ち悪く感じて受け付けません。
イチゴやキウイも試してみましたがダメでした。
お腹が空くとより気持ち悪いのに食べたいものがない……最後の頼みの綱はマクドナルドのポテトでした。
妊婦の間では殿堂入りしている「マックのポテト」、前回はそんなの食べたら余計に気持ち悪いに決まってる!と敬遠していたのですが、ついに試す時が来ました。
Sサイズを買って、吐いてもいいようにテイクアウトして恐る恐る食べてみます。
え、すっごい美味しいんですけど!!
塩気と油がたまらない!!
なんでSサイズにしちゃったのかと自分を罵りながら、貪るように食べました。
久々に胃が満たされ、吐き気も治まっています。
人生で初めて、あの黄色いMマークに感謝の祈りを捧げたい気持ちになりました。
体が塩分を欲しているという仮説のもと次に試してみて大当たりだったのは、当時売り切れ続出だった日清カップヌードルのトムヤムクン味でした。
近所のコンビニでは手に入らなかったので、日清の公式サイトで箱買いしてストックを確保しました。
マクドナルドのポテトとトムヤムクンのカップヌードル。
特につわりがひどかった妊娠6〜10週の私の食生活は、ほぼ毎日どちらかが登場するという男子中学生並のものでした。
塩分過多、化学調味料過多が心配でしたが、お医者さんには胎盤が完成する前なら赤ちゃんに移行しないから食べられるものを食べて大丈夫と言ってもらい、安心してジャンクフード喰らいと化していました。
一度、スイカとトムヤムクンを食べた後盛大に嘔吐してしまい、便器が真っ赤になって吐き気が飛ぶほど驚きました。
吐血かと思いましたよ。吐血したことないけど。
約1ヶ月後、つわりは始まった時と同じように突然終わりを迎えました。
朝起きぬけの吐き気がなく、パンが食べたいと感じて食べてみたところ、元どおり美味しく感じられるようになっていたのです。
不思議なのは、つわりが終わるともうマクドナルドもカップヌードルも少しも食べたいと思わなくなったこと(食べ過ぎて飽きた!?)。
かくして、我が家には出産後の今でも箱買いしたカップヌードルが残っています。
第3子があったとしても賞味期限は切れているだろうし、断乳した頃にまた食べてみようと思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:パカ嫁
年齢:33歳
子どもの年齢:5歳と0歳
5歳と0歳の姉妹の母。ゴリゴリの社畜から専業主婦に華麗なる(?)転身を果たして3年目。オシャレな幼稚園ママたちの中、オタク気質を隠すことに必死な日々。カモフラージュとして始めたお菓子作りとハンドメイドが趣味。現在、尋常ならざる産後の腰痛に悩んでいる。
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