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知らないと怖い!24時間以内に処置しないと命の危険もある腸重積

f:id:akasuguope03:20150818143717j:plain子供を育てていて、やっぱり一番怖いのは病気や怪我の類ですよね。

健康に何事もなくすくすくと育って欲しいと願うのはどんな親でも同じです。

けれど、ある日突然予期せぬ病気にかかってしまうこともあるのです。

そう痛感したのは、娘が一歳半のときになった「腸重積」という病気です。

 

聞いたことある方もいらっしゃると思いますが、当時私はその病気をまったく知りませんでした。

その症状は便秘によく似ているので、検査してみない限りは判別がつきません。

にもかかわらず、24時間以内に処置しなければ腸が壊死してしまい、お腹を切る手術になってしまいますし、最悪、死亡するケースもあるのです。

そんな怖い病気であるにもかかわらず、「腸重積」はあまり知られてないように思います。

今回は予備知識として、皆さんにも知っていただけたらと思い、お話させていただきます。



それは年も明けたばかりの1月、私たち家族は年末年始にかけてインフルエンザやらノロウイルスを家族で次々と発症していたので、まだ病み上がりでしたし、ようやく戻ってきた平穏な日々に安堵しているところでした。

 

その日、私は仕事だったために実家に娘を預けていました。

仕事が終わり、夕方近くに娘を迎えに行くと、いつも通り元気な笑顔で私を迎えてくれました。

そして、夕飯も済ませて、ひと時テレビなどを見ながらリラックスしていると、突然娘が「ぽんぽんいたいー!」と泣き出したのです。

 

その頃の娘は、断乳の影響もあってか便秘気味で、うんちの時に上手に出せず、泣いたりぐずったりすることが多くありました。

そのため、さほど心配することもなく、お腹を摩ったり、水分を摂らせてみたりといつも通りの対応をしていました。

まもなく娘は泣き止み、けろりとして遊び始めたので、私や母も安心していたのですが、しばらくするとまた痛がって泣き始めたのです。

 

その泣き方が普段よりもひどく、火がついたような泣き方で、お腹を押さえながら床に転がるようにして「ぽんぽんいたいー!」と訴えたのです。

さすがにおかしいと言い出したのは母でした。

しかし、年末年始と救急病院に何度も足を運び、そのせいでまた別の病気をもらうという悪循環を経験した私は、正直なところまた救急病院に娘を連れて行くのは嫌でした。

 

そうして迷っているうちに、娘はまた元気になり痛がることなく遊び始めます。

便秘の上、眠くなってきて少し機嫌が悪いだけという可能性も十分にありました。

 

けれど、また数分もすると泣き出します。

いよいよ私も不安になってきて、とりあえず子供の救急ダイアルに電話して相談してみることにしました。

状況を説明すると、おそらく便秘であるから、様子を見るようにいわれました。

不安が消えることはありませんでしたが、とにかく指示通り、娘をあやしながら寝かしつけようと努めました。

 

しかし、その周期的な痛みは収まらず、寝付きそうになってはまた泣き叫ぶという状態が続きました。

私は決意して小児科の先生がいる近くの救急病院に直接電話し、娘を見て欲しいと頼みました。

ちょうどその電話をした時に、また娘がうとうとしていたこともあって、対応した看護師は眠れるようなら大丈夫だと言い、様子を見て、またひどく痛がるようならまた連絡するようにといいました。

 

しかし、電話を切った直後娘は再び泣き始めました。

もういい。これで結局便秘でしたと恥をかいてもいい。

万が一への不安を払拭するため、私は母に頼み、車で病院に直接向かうことにしました。


受付にいた研修医らしき若い先生に事情を説明すると、あからさまに嫌な表情をして、「とりあえず先生に聞いてみますけど」と奥に消えていきました。

彼からしたら私は心配性の迷惑な母親に見えたのでしょう。

 

しかし、めげるわけにはいきませんでした。そして、なんとか小児科の先生に診察していただけることになり、診察室に通されました。

お腹の触診と浣腸。確かに便秘ではあるようでした。そして、間もなく硬い便が出てきました。

そこには微量の血が混ざっており、先生は「腸重積」の疑いがあるといいました。

 

「腸重積」は生後四ヶ月頃から一歳までに起こりやすい腸の一部が腸の中に潜り込んでしまう病気であり、原因は医学的にはっきりしていないが風邪の後などに起こりやすいとのことでした。

 先生はエコーで娘のお腹を診察し、ドーナッツのような部分が見つかり、やはり「腸重積」だという診断でした。

すぐに肛門から圧をかけて腸が重なってしまった部分を元に戻す処置をして、その後は食事も水も摂ってはいけないため、経過観察もかねて今晩は入院してくださいといわれました。

 

真っ青になりながら、私は了承し、泣いて私にしがみつこうとする娘を診察室に残して、待合室に戻りました。

母に説明し、夫に連絡し、私はまた呼ばれるのを待ちました。

その間も娘が悲鳴のように「ママー!ママーがいいのー!」と私を呼び続けていました。

しばらくして、診察室に戻ると、娘の小さな手の甲に点滴がさされ、痛々しく包帯が巻かれていました。

私は娘を安心させようと笑顔を見せて、大丈夫と繰り返しました。

 

その後、娘は別の部屋に連れて行かれ、処置を受けました。

その晩、水も食事も摂れず、知らない病院のベッドで娘は腕に巻かれた点滴を嫌がり、「おみずのみたい」と泣き続けました。

親としてはとても胸が痛かったです。

しかし、翌日にはすっかり元気になり、点滴に繋がれているにも関わらず、病院内の遊び部屋で活発に動きまわっていました。

そして、無事退院することが出来たのです。

 

後日、母に知り合いの息子さんが「腸重積」で亡くなったこと、病院に行ったにも関わらず、医師の誤診で家に帰されたためだったと話してくれました。

私は万が一のために病院に行ったこと、先生がきちんと診察をしてくれたことに心から感謝しました。

皆さんもお子さんが同じような症状を訴えたら、ぜひとも病院に行ってください。

 

以上が私の体験談です。

皆さんのお子さんがすくすく元気に成長するよう願っています。 

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著者:星ソラ
年齢:26歳
子どもの年齢:満2歳

私は2歳になったばかりの娘を持つ現在妊娠中の主婦です。22歳で結婚し、24歳の時に長女を出産しました。子育ては初めてのことばかりで悩むこともありますが、娘と楽しい毎日を過ごしています。

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