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これから「おねえちゃん」になる5歳の娘にできること

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第二子の出産予定日まで2か月をきったとき、ひたすら気になったのは、上の娘のケアでした。

娘は年長さんになったばかりの5歳。

今までずっとパパママわたし、の3人家族で、パパとママの目と手は、間違いなく、この子一人に集中していました。

 

安定期もすぎ、お腹にあかちゃんがいること、生まれることを伝えたとき、素直に喜んでくれ、とても楽しみにしてくれるようになりました。

お腹の子の性別がわかるようになった頃、彼女は、お腹の子に、「こうたろうくん」と名前をつけて、「こうたろーくーん、こうたろーくーん」と呼んでくれるようになりました。

お腹の中の子が逆子になってしまって、私が逆子体操をしたり、お灸をするようになってからは、お腹の底のほうにまわって、「こーたろーくーん、ママのおへそのほうがあんよで、こっちがアタマですよー。ひっくり返ってくださいーい。」と呼びかけてくれたりもする、やさしくて、頼もしい娘でした。

 

きっと生まれてからもやさしくお世話してくれるおねえちゃんになるだろう、と思う一方、生まれたあと、この子が悲しい気持ちになったり、つらい気持ちになったりすることがやっぱりあるんじゃないか、と不安な気持ちも出てきました。

実際に生まれてきたとき、この子に手や目をかけてあげることが現実的に少なくなること、そして、お世話でいっぱいいっぱいになり、安定したママでいることができなくなるんじゃないか、という不安は、予定日が近づくにつれて大きくなってきました。

 

いよいよ産休に入る妊娠後期は、彼女がパパママを独り占めできる残りの時間を、3人の思い出づくりに励もう、と毎週末アクティブに過ごしました。

田植えにでかけたり、ディズニーランドに行ったり、3人家族として最後の家族写真を撮りに行ったり、小旅行をしてみたり、とにかく彼女に楽しい思い出をたくさん残したい、という思いでした。

でもやっぱり、私の不安は消えることはありませんでした。

意気込んで作りに行った思い出も、どんどんどんどん流れていくような感覚、思い出を消費しているような感覚なのです。

 

そして、里帰り直前の土曜日、いつものように、娘を習い事のバレエに連れていきました。

普段は親は見学できないのだけれど、この日は、最後ということもあり、なんとなく、見たくなって、先生にお願いをして見学させてもらいました。

前回見学をしたのは、おばあちゃんが遊びに来た半年前でした。

 

レオタードの娘の背中は、思った以上に小さく、肩も腕も、思った以上に細い。

まだまだ小さな背中の娘が、音楽に合わせて丁寧に、先生の指示に合わせて丁寧に動いている、その姿を見ていると、なんだかポロポロと涙がこぼれてきました。

 

こんなに小さな背中が、一生懸命、頑張っている。

もう5歳と思っていたけれど、まだまだ小さな背中の彼女。服を着ているときには感じないか細さ。

普段家では、早く早くとせかしたり、また片付けてない!と叱ったり、もう5歳なのになんでできないの?という調子で見ていたし、長いこと抱きしめてなかったことにも気づかされました。

まだまだ小さな背中、でも頼もしい背中でした。

先生と娘にばれないように、泣いていました。


私に必要だったのは、思い出を作ることではなかった。

この小さな背中をしっかり見ること、この小さな背中ながらも頼もしい背中をしっかり見ること、抱きしめること。

「おねえちゃん」になるから、してあげられないことができるのではなくて、今も、おねえちゃんになってからも、等身大の彼女を、「もう○歳なんだから」とか「もうおねえさんなんだから」という言葉ではなく、そのままの彼女を受け止めることが、大切だなと思った瞬間でした。

 

そして、彼女は、入院中の私と息子にお手紙を書いてくれる優しい「おねえちゃん」になりました。

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著者:tommy
年齢:34歳
子どもの年齢:5歳と0歳

二児の母。五里霧中の子育て航海中。子育てをしていると、いい大人なのに、まだまだ未熟な自分を痛感しています。親はこどもと共に育つのだ、こどもは皆んなで共に育てよう、という想いから、共育コーディネーターを目指しています。

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