はじめての出産。
わからないことだらけですよね。
これは私が無知により引き起こしたおっぱいトラブルについてです。
私は里帰り出産でしたが、赤ちゃんにお願いしていたおかげか、旦那さんが来てくれているときに生まれてきてくれました。
初産のわりに安産で、病院に着いて約3時間で出産。
やっと会えた我が子…!
夢の赤ちゃんとの生活が始まることにわくわくしていました。
それが、産後こんなに辛いことになるなんて…
産前は、母乳が出れば母乳育児したいな~
でも、出が悪ければ混合でもいいかな~
とぼんやり思っていました。
とりあえずお風呂でおっぱいマッサージなんかをして、うっすら母乳が滲んでいたので、大丈夫だろうと呑気に構えていました。
産後、母乳は出てはいるようでしたが、量が足りないみたいでした。
助産師さんに、吸わせていれば出るようになるから~!
と言われ、ミルクも足しつつおっぱいをあげていました。
私は右の乳首が少し短いようで、赤ちゃんがなかなかうまく吸えず、左ばかりあげるようになっていました。
しかしこれが悪かった…
一日中左ばかり吸わせていたので、左の乳首が切れてしまい、激痛…
授乳どころじゃありませんでした。
それでもおっぱいはあげたかったので、今度は右ばかりあげることに。
当たり前ですが、右の乳首も切れてしまい、授乳することができなくなってしまいました。
そこで、潔く乳首が治るまでおっぱいは休憩してミルクのみにすることにしました。
これがちょうど産後5日目の退院の日。
乳首には助産師に教えてもらった対処法をし、早く良くなるといいな~なんて呑気に考えてました。
次の日。
朝起きると、おっぱいが痛い。
触ってみると、岩のようにカチカチに張っていました。
手や腕を動かすだけで激痛。
日常生活を送るだけでも精一杯。
激痛に耐えながらも、ちゃんとおっぱい作られてるんだ~なんて嬉しくなったり。
…普通はここで搾乳しますよね?
しかし、私は全く搾乳しませんでした。
なぜなら、知らなかったから…
おっぱいが溜まったら飲ませるか搾乳しないといけないなんて知らなかったから…
だって、誰かそんなこと教えてくれましたか?泣
無知な私は溜まったらそのまま溜めておけばいいと思っていました…
当然おっぱいはさらに張っていき、激痛も増すばかり。
出産が終わっても産後もこんなにも辛いのかと激痛に耐えながら赤ちゃんのお世話をしました。
翌朝目を覚ますと頭がくらくら…
熱を測ると38.6度。
寝不足だし疲れてるんだなぁ…なんて思っていました。
それでも赤ちゃんは関係なく泣きます。
ちょうど家族はみんな仕事に行ってしまっていたので、誰にも頼ることができず、一人でふらふらのなか涙を流しながら赤ちゃんのお世話をしていました。
今思えばこの時が一番辛かったです。
家族にお願いして産院に連れて行ってもらうと、
おっぱいは痛くないですか?と。
痛いなんてものじゃない。激痛。
看護師さんにおっぱいを診てもらい、搾乳してもらうと真っ黄色のどろっとした母乳が。
最後に飲ませたり搾乳したりしたのはいつですか?と聞かれ、三日前くらいです!
と答えると、当たり前ですが怒られました。
高熱も、おっぱいが溜まってしまい乳腺炎になりかけているせいだと言われました。
その後、看護師さんに搾乳器の使い方を教えていただき、搾乳するとあんなにカチカチだったおっぱいが嘘のように楽になりました。
帰りに搾乳器を買っていったのは言うまでもありません。
その後乳首もよくなり、母乳の出もよくなり、今まで母乳育児続けられています!
今でこそ笑い話ですが、当時は本当に辛かったです。
だって、母乳が溜まったら飲ませるか搾乳しないといけない、溜めたままではいけない、なんて母親学級でも教わってないし、入院中も教わらなかった…。
教えるまでもない当たり前のことなんですかね。
無知ですみません。
母乳育児を考えている方は、産前の時間に余裕があるうちに、母乳について予習しておくことをお勧めします!!
母乳って、この話に限らず本当に奥が深いです。
不思議なことがたくさん。
でも赤ちゃんが一生懸命おっぱいを飲んでいる姿は、本当に愛しいです。
事前に予習して、自信を持って育児に臨めたらいいですね!
著者:ひとみ
育休中で、現在7ヶ月の女の子育児に奮闘中です。
20代半ば。まだまだわからないことだらけです…
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