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3度の流産を乗り越えて。「今日も、ちゃんと気持ち悪い」と嬉しく思えた、つわり期

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今、我が家には11ヶ月の長男がいます。

初めての育児で、嬉しさ、楽しさ、イライラ、疲労、でも喜びでいっぱいの毎日を過ごしています。

この子は我が家の第一子ですが、初めての妊娠で授かった子ではありません。

私の胸の中では、四人きょうだいの末っ子です。

 

まさか自分が3度も流産を繰り返すとは思ってもいませんでした。

初めての時は、悲しかったけれど、そういうものか、次頑張ろう、と思えました。

2度目の時は、なんで私が?と、どこに恨みをぶつけていいのかわかりませんでした。

3度目の時は、また流産するのではないかという恐怖、ストレスが流産の原因だったと思っています。

 

3度目の流産の後、大学病院で習慣性流産の検査を受けました。

結果は、これといった原因はなしで、偶然が3度続いたということ。

これはよかったことなのかもしれないけれど、原因がないということは対処法もないということ。複雑な気持ちでした。

精神的なものが原因か、基礎体温の高温期・低温期の区別がつかなくなり、不妊症専門外来に通うことにしました。それから2か月ほどで、4度目の妊娠をしました。

最初の診察で、今度は大丈夫かもしれない、という直感がありました。

これまでの妊娠では、最終生理日から計算してちょっと胎嚢が小さかったのですが、今回はまさに教科書通り。

それに、「心配だろうから1週間たたなくても見に来ていいよ」と言ってくれた先生の言葉。

実際1週間もせず見に行って少し大きくなっていて、心から安心できて。

流産は精神的なものが大事だと言うけれど、本当かもしれません。

今回は、一番不安な時期を、心穏やかに過ごすことができました。

職場の女性の上司に、これまでのことを伝えていたのもよかったのかもしれません。

 

ちゃんとつわりで体調が悪いのは、本当に喜ばしいことです。

おなかの中で命が消えるとき、すっと胃のむかつきや体のだるさが消えるのです。

毎朝、ああ、今日もちゃんと気持ち悪い、とうれしく思っていました。

初めて確認できた心拍、ようやくもらえた母子手帳、豆粒のようにしか見えなかったわが子が二頭身に見えたとき、すべてが感動でした。

安定期以降の妊婦生活は、本当に幸せに過ごすことができました。

 

流産は、本当に悲しいことです。

母親だけが、「死」として実感してしまいます。

一時は夫と二人きりの老後を考えたこともありました。

他人の出産話が憎く思えたこともありました。

他人の子供がどうしてもかわいく思えないこともありました。

それでも、この子は私たちのもとにやってきてくれました。

今はただ、生まれてくることのなかったこの子のきょうだいのぶんまで、大切に育てようと思っています。

 

著者:もよ

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