さて、妊娠中も普通に仕事を続けていた私。
周囲の理解とサポートもあり、妊娠九ヶ月まで
ガツガツと働かせていただいたのでございます。
そのまま産休へと突入した訳でございますが、
「出産予定日まではまだ時間もあるし、休みを満喫しよ~♪」
という思惑はあったものの、
「正期産」という、いつ産まれてもおかしくない状況に
どこへ行っても
「今ここで陣痛が来たら・・・」
という妄想に私の心は支配されていったのでございます。
少しでも予備知識を身に付けておかねば、と
育児本を読み漁り
陣痛についての予習に励んだ私。
病院の医師からも適度な運動なんかをすすめられ、
お産へのGOサイン。
あとは陣痛が始まるのを待つのみでございますよ!
まだ見ぬ可愛い我が子。
母はもう準備万端アナタを待ち構えているわ。
さぁ来い!陣痛!!!
それは突然起こったのです。
夜、主人と二人でTVを観ておりましたらば
突然「サーッ」と水が流れ出る感覚。
え?失禁?
いいえ違うわ。
この感覚は明らかに尿ではないもの。
もちろん生理な訳もない。
そう。
初めてでもわかる。
確信できる。
これは破水だわ!!!
さぁここで皆様。
今までの私の言動を思い返していただきたい。
めんどくさいですが思い返していただきたい。
私の妄想も、身に付けた予備知識も、
私が待っていたのも
「陣痛」なのでございますの。
勿論破水から始まる可能性もあることは
重々承知していたつもりではございますが、
なんとなく私のイメトレは
「陣痛スタート」を想定していたのでございます。
あえて全力で突っ込みたい。
破水かよッッ!!!
あまりに突然のことに
少しの間呆然としてしまったアタクシは
隣にいた主人にも
言うのが遅くなってしまいまして・・・。
いや寝れねぇわ!!!
つーか頼む寝ないでくれ!!!
一大事っす!
自分予想外のピンチに見舞われてるっす!!
私から
耳にタコができるほど
「陣痛の始まり」を聞かされていた主人も
当然ワタワタする訳でございますよ。
そんなこんなでアタクシは
どの育児本にも書いてあった
「落ち着いて」の言葉を完全に忘れ去り
アタフタと病院に駆け込んだのでございます。
出産を控えたアナタに
私から言えることはただひとつ。
出産は十人十色。
思い通りにいかないものね。
さぁまず深呼吸。
そう、落ち着くんだ。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:のばら
年齢:31歳
子どもの年齢:4歳・2歳
マイペースな女優園児とツンデレなイヤイヤ期の姉妹の母。
育児絵日記ブログ「キミがお嫁に行くまでは~ムスメ 初級編~」を更新中。鼻唄・足のサイズ・独り言・体の横幅など、全体的に大きくなってる気がするけど気にしないよ。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。