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分娩室から自室へ帰るのも、授乳も、何もかも!「なんでも自分で!」の入院生活 in フィンランド

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フィンランドで妊娠・出産した私。

予定日1カ月前に、出産する病院で見学ツアーがありました。

分娩室の説明を受けた後、本当にもうすぐなんだなあ、と少し緊張してきた矢先、廊下の向こうからゆっくりとキャスター付きの新生児用ベッドを押して歩く女性の姿が。

ベッドにはほやほやの小さな赤ちゃん

ついさっき出産した人が、自分で赤ちゃんのベッドを押して入院病棟へ移動するところに出くわしたのでした。

私たち初産目前・見学チームはその姿に釘付けとなり、自然と拍手をし、おめでとう!と声をかけました。

羨望の眼差しを受けつつ、彼女はにっこりしながらカラカラとベッドを押してエレベーターへ消えていきました。

産んですぐ、あんなに歩けるの?自分で赤ちゃんを連れて行くなんて、なんだか素敵。

ベッドをカラカラ、あれ、やってみたい!

。。。間違いなく私にとって、この時が見学のハイライトでした。

 

長男の時は、出産後に緊急手術になってしまったので、「夢のカラカラ」はできずじまいでした。

しかし次男は特にトラブルもなく、しかも無痛分娩にて出産。

長男の自然分娩の時と比べ、陣痛、そして産む際の苦しみが少ないという事は、こんなに体力を消耗しないものなのかと驚きました。

産んでそのまま赤ちゃんを胸元に乗せて1時間ほど休んだ後、自分でシャワーも浴びることができたし、ご飯もペロリと完食。

そしてその後は、お待ちかねのベッドをカラカラ、です。

おくるみでグルグルに巻かれてコロコロになった息子をベッドに寝かせ、自分で押して行きます。

自分が廊下を歩った時には見学グループはいませんでしたが、まさに今病院に到着した、陣痛真っ只中でうずくまって耐えているカップルがいたので、思わずエールを送る余裕までありました。

 

赤ちゃんを自分で連れていく、まではいいのですが、実はその後も「自分で」のオンパレードです。

毎度の食事やおやつも自分でキッチンまで取りに行き、食べ終わったら戻しに行く。

授乳や沐浴についても特にレクチャーはないので、自分から看護師さんにどんどん質問しないと何も教えてもらえない。

ましてや授乳に関しては、「お互いが頑張れるだけあげてみて」というシンプルすぎるアドバイスのみで立ち去る看護師さん。

時間は?回数は?マッサージとかは??と聞くと「そういうのは特にない」。

日本の様子をネットで見ていた私にとっては軽いショック。

もちろん最初からうまくいくはずもなく、看護師さんが交代するたびにしつこく質問してやっとコツを教えてもらえたり。

なんでも自分で・自分から!が当たり前の入院生活なのでした。

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著者:はちたろう
年齢:40歳
子どもの年齢:8歳と5歳

2、3年住んでみようかと夫婦で引っ越したフィンランドが気に入ってしまい、子供も2人産まれて気づけば10年経過。2014年に帰国し、日本とフィンランドの子育て事情の違いを新鮮に受け止める日々。 長男は鉄ちゃん、次男の頭の中は消防士と忍者でいっぱい。方向が違いすぎて休日のお出かけ先チョイスが最近の悩みの種。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。