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同室の子どもや家族の声でどんどん孤独に。 相部屋を甘く見ていた…総合病院での産後の入院期間

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実家の父の「生まれた後は本当に大変だぞ……人手があった方がいいぞ……」というつぶやきに押され、里帰り出産を選択した私。

田舎のことでほとんど選択肢はなく、地域で一番大きな総合病院で出産しました。

なにしろ大きな病院なので、妊婦健診の待ち時間などは東京の個人医院とは比べ物にならないほど長く、先生も毎回変わるという感じでしたが、その分看護師さんや常勤の助産師さんの数も多く、産婦人科総出でケアしてくれる雰囲気だったので、妊娠中も特に不満は感じませんでした。

先輩ママには「産後、体がボロボロのところにいきなり母子同室とか地獄だよ!できれば個室にして、夜静かに過ごせる方がいいよ!」と言われていたものの、個室が少ないこともあり、入院申し込み時は普通に4人部屋の相部屋を選択。

産後二日目から母子同室となるものの、夜は希望すればナースセンターで赤ちゃんを預かってもらえるし、基本的に雑な性格だから相部屋でも気にならないしー、なんて気楽に構えていたのですが。

 

いざ、産後の入院期間が始まってみると、相部屋には想定外の大きなストレス要因が……というのも、同室の3人の産婦さんはいずれも経産婦で、上のお子さんとご家族がほぼ毎日お見舞いに来るんですね。

お子さんからすると少しでも長くお母さんと一緒にいたいし、旦那さんやおばあちゃんも生まれたお子さんの顔を見ていたい。

それはとてもよく分かるんですが、カーテン1枚の仕切りではまだ小さいお子さんの走り回る音、はしゃぐ声、それを怒る声、ご家族がお母さんに報告する近況まで丸聞こえ。

 

大したことないように思えるのですが、これが3家族分で夕方から夜にかけてほぼ毎日となると……

里帰りの私は連日お見舞いに来るような友達が地元にいるわけでもなく、毎日来てくれる両親も30分も滞在しないので、ほぼ一日中赤ちゃんと二人でカーテンの内側に籠りっきり。

産後のホルモンバランスの変化も影響しているのでしょうが、外から聞こえてくる子どもの声や家族の会話に、なぜかどんどん追い詰められるような気持ちに。

赤ちゃんの寝顔を見ながら「私はこんなところで赤ちゃん(まだ名前も決めていなかった)と二人きりで、病室だから夫と電話もできないし、今日も看護師さんとしか喋っていない」などと、異様な孤独感にどんどん落ち込んで、退院直前くらいには意味なく涙が出てくるほど。

今考えると、夫と電話したければ赤ちゃんをナースセンターにちょっと預けて通話エリアに行けばいい話だし、病院なんだから看護師さんとしか喋っていないのは当たり前なのですが、予想もしていなかった相部屋の「他の家族の日常」音に、なぜか深ーくハマってしまったのでした。

その上、経産婦さんだけあって他の3人のお母さんは夜も赤ちゃんを預けることなく、必然的に深夜も早朝も関係なく赤ちゃんがあっちで泣きこっちで泣き……自分の子だって泣いているのでお互い様なのですが、やっぱり熟睡はできず。

昼は生活音に(勝手に)追い詰められ、さらに回診や沐浴指導などもあって意外と慌ただしく、絶対安静と言われる入院期間なのにほとんど眠れずに過ごした気がします。

 

出産があまりにも非日常の体験すぎて、産後はどんなにしっかりした人でも、通常モードに戻るには時間が必要だなあと実感。

そんな時期に相部屋や母子同室にこだわって無駄な負荷を掛けるよりは、できるなら個室でプライバシーを確保して、夜も無理せず赤ちゃんを預けて、ゆっくり過ごした方がよかったな、と、今振り返ると思います!

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著者:中村ユイ
年齢:36歳
子どもの年齢:0歳1ヶ月

アパレルメーカーを中心にマーケティング・プロモーションの制作担当としてキャリアを積み、WEBメディアの編集者に。仕事一筋の人生を送る予定が奇跡的に結婚。順調に妊娠までしてしまい、当初の予定とのあまりの違いにおろおろする日々。妊娠してみて、一番辛かったのはお酒が飲めないこと…。

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