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臨月、子宮口を縛った糸が取れないハプニング!そのとき外科医の主人が言ってくれたこと

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子宮頚管無力症(しきゅうけいかんむりょくしょう)という病名があります。

赤ちゃんの成長に耐え切れなくなり子宮頚管が開いてきてしまう状態です。

 

私はこの病気のため、初めての子どもを妊娠19週で流産することになりました。

運良くすぐに2人目を授かることができたのですが、1人目の妊娠で子宮頚管無力症と診断されたため、流産予防のために子宮口を糸で縛る手術をしました。

術後、特に大きなトラブルもなく経過し、いつ生まれてきても問題ない時期まで耐えてくれたため、妊娠36週で抜糸をすることに。

 

外来での妊婦検診時に、内診台で簡単に抜糸できる予定でした。

糸を切って終わるだけのはずでしたがグイグイと内診され、激痛なのです。

「もう終わるだろう」

と5分ほど必死に耐えていましたが、糸はなかなか切れません。

「糸が食い込んでるんだよねー、ちょっと頑張ってね!」

と先生。

「ふー、ふー」

とドスの効いたうめき声をあげながら、私は全身に力が入りぷるぷると震えています。

看護師さんが一生懸命さすってくれていたのを覚えていますが、まるで出産中のような光景です。

 

結局15分ほど激痛に耐えましたが、結果、”抜糸できたかどうかわからない”という曖昧な状態になってしまったのです。

妊娠初期に糸で縛っているため大きくなった子宮に糸が食い込み、糸が切れたかどうかがわからないとのことでした。

 

翌週の妊娠37週目、下半身麻酔をかけて手術室で抜糸をすることになりました。

「子宮口を触る刺激でお産が始まる可能性も十分にある」

とも言われ、とても緊張して手術に臨みました。

15分ほどで手術は終了し、先生が声をかけてくれました。

「無事に糸は取れましたよ」

という言葉がくると思っていましたが、違ったのです。

「頚管の食い込んでる部分に糸が見当たらないんだよ。糸自体は切れてるはずなんだけど、食い込みに入り込んでしまってるみたいで糸を取り出せてないんだよね。」

と先生は言います。

私は

「ここまでして糸が取れないなんて、どうしてくれるのよ!」

「これは医療ミスなの!?」

なども考えてしまいました。

糸自体は切れているはず、という先生の言葉を信じるしかありませんでしたが、私は不安でいっぱいです。

 

手術後すぐに、どうしても仕事を休めなかった主人に電話で状況報告をしました。

主人は話を聞くなり、

「わかった。すぐに行くから待ってて」と。

数十分後、主人が到着し担当の先生から説明を受けることになりました。

主人は自分が外科医であることを最初に話し、先生と専門的な話をし始めました。

縫合の仕方や使用した糸の種類など、私にはさっぱりわかりません。

しかし、話が終わって部屋を出たあと、主人は私に言ってくれました。

「大丈夫。糸は絶対に切れてるから、出産には何の問題もないよ」と。

とにかく不安でいっぱいだった私は、医者である主人からその言葉を聞いて、安心で涙が止まらなかったのを覚えています。

 

それから、赤ちゃんは39週まで私のお腹の中ですくすく育ち、予定日より3日早く安産で産まれてきました。

分娩中か出産後に悪露と一緒に糸が出てくるだろうと言われていましたが、結局糸そのものは目視で確認できず、出産後の内診でも糸は残存していないという結果になりました。

きっと、どこかのタイミングで外へ出てくれたのでしょう。

思いがけず主人の頼もしい一面を見ることができた、妊婦時のエピソードです。

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著者:mammama
年齢:29歳
子どもの年齢:1歳8ヶ月と3歳11ヶ月

2人の子どもがおり、男の子と女の子なので性格の違いや育ち方にも日々驚きと発見を感じながら過ごしています。また、主人は子煩悩ですが常識知らずの一面もあり、主人に対しても同様に日々発見と驚きを感じさせられています。このような家族に囲まれて専業主婦をしながら毎日家事・育児・パパのお世話に奮闘しております。

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