●産めば減ると思っていた
妊娠中の体重増加は、およそ11kg程度。体重にして62kgで出産しました。
もともとBMI20の普通体型だったので、数字のうえでは理想的な体重制限ができていました。
それでも、この体重はちょっと生涯で経験のないものでしたから、産後はできるだけ速やかに減量をしたいものだな…とも考えてはいました。
まあ、でも生まれてくる赤ちゃんが3kg、胎盤と羊水が1kgだとして…
出産前後ですごく消耗するらしいから、退院時には5kgくらいは減っているかな?
残り6kgならすぐ元通りにできるでしょう!
という、甘い見通しでいたのです。
●出産直後の美味しいご飯たち
私の出産した産院は、入院食が美味しいことで有名でした。
朝昼晩のしっかりしたご飯に、10時と15時には惣菜パンまるまる1個、といった栄養たっぷりのおやつが出ます。
しかも産後2日後には「お祝い膳」と称するたいそう立派なディナーが!
私はそれを律儀に、
「体力つけなきゃね!これからいっぱい母乳だして、寝ずの育児が始まるんだから!」
と、せっせと食べまくっていました。
今思えば、いわゆる『産後ハイ』の状態だったのでしょう。
●退院前の体重測定に愕然
そして産後4日目、産後の肥立ちも順調とのことで退院の許可が出て、そこではじめて体重を量ることになりました。
63kg…!
えっ、なんで出産前より増えているの!?
(貧血のせいではない)立ちくらみでクラっとした私に、付き添いの看護師さんは
「増えちゃう子、多いのよねえ。みんな気にするから、あんまり入院中に体重って測らないのよ~」
と苦笑い。
えっどうして?
子供と胎盤と羊水で最低でも4kgは出したでしょ?
何で4日間で5kgも増量しているの?
10か月間で11kg増に抑えた努力は何だったのーーー!?
と、体重計の前で茫然としてしまいました。
●しかも母乳の出が悪い!
しかも私は、母乳の出がとても悪かったのです。
こんなに脂肪ばっかり蓄えてどうして母乳が出ないのだ…こんな私は母親失格なんだ…と、当時は本気で悩んで悩んで、夜中になると涙が止まりませんでした。
産後のホルモンバランスの乱れで情緒が不安定になっていたのだと思います。
今なら笑い話になることですが、当時の私にとっては本当に深刻な問題でした。
結局、心と体が育児に慣れ、母乳の出が良くなるにつれて体重は減っていったのですが、次に出産の機会があったら、お祝い膳には要注意だ!と今から心を戒めています。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
年齢:33歳
子どもの年齢:2歳5か月
ぼくパパが大好き!だって最近ママはすぐ怒るんだもん。
悪い子って言われるのが好きなんだ。だってかっこいいじゃん!可愛いって言っちゃダメ!うえーん!
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