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「つらいでしょ?」経験豊富な先輩ママ達の言葉で、辛すぎた母乳育児から脱却

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大変な出産を終えて、ママ達が次に抱える悩みは母乳の事が多いと思います。

まったくトラブルなく授乳できるママもいますが、私が通っていた産婦人科では『完全母乳』で有名な所だったので、産後母乳が出ないと嘆くママを多く見ました。

私も妊娠中、産後母乳で育てる気でいたので、全然問題ないと思っていたのです。

 

ところが、出産前に少しづつ母乳を出す訓練が始まるのですが、私の乳頭からは少しばかりの液体しか出ませんでした。

「大丈夫ですよ、ちゃんと出るようになりますから」

と助産師さんは安心させてくれます。

毎日乳首を柔らかくするためにマッサージも頑張りました。

ですが産後の初乳が数滴しか出なかったのです。

助産師さんが強い力でオッパイや乳頭をマッサージするのですが、激しい痛みに耐えきれず泣いてしまいました。

「少しでも赤ちゃんには大切な初乳ですから」

と、励ましてくれるのですが、私にはその言葉すらプレッシャーでした。

 

それからの一週間は地獄でした。

赤ちゃんに吸ってもらえば脳が刺激されて出がよくなります」

と、あの手この手で母乳を出す指導が行われるのですが、睡眠も足りてないし、乳首は真っ赤に腫れあがって痛みます。

馬油をぬりつつ、それでも必死に母乳を出そうと頑張りました。

あの頃の自分は産婦人科という空間で、そこからでしか情報を得ず、頭の中は母乳のことでいっぱいででした。

出産の喜びどころか、まったく育児を楽しんでいませんでした。

新生児室では母乳が出ないママ達が、私と同様にマッサージをしたり、お腹がすいて泣き止まない赤ちゃんを抱いて泣いていたりしました。

そんな姿を見て

「私だけじゃないんだから頑張らなきゃ」

と思っていました。

 

そんな努力を続けるうちに、ごくごく僅かの母乳が出てくるようになりました。

しかし赤ちゃんは空腹で泣いてばかりいます。

そのうち泣き疲れて乳首を咥えたまま眠るのです。

ゲップをさせるほど飲んでいませんし、その寝顔をじっと見ながら自己嫌悪に陥りました。

母乳がんばってくださいね!」

と励ましの言葉を聞きながら、無事に退院をした私は、常に飢えた子供と眠れない日々を過ごしていました。

 

子供がそろそろ2ヶ月なろうとしていた頃、私の元に一通のメールが届きました。

「明後日ランチ会するんだけど来ませんか?」

と、妊娠中に知り合った知人からお誘いを受けたのです。

私は久しぶりに出産を終えた母子に会いたかったのと、今の苦しい自分の話を聞いて欲しくてたまりませんでした。

ランチ会に行ってみると、5人の赤ちゃんを連れたママ達がお座敷の個室に集まっていました。

気の利くママ達は、座敷の片隅にお布団を用意して寝かしたり、バウンサーを持ち込んでいたりと、お出かけのプロでした。

私は

「どうせ寝ないから」

とずっと抱っこのまま、片手で魚の煮つけを食べつつ、話したいはずが他のママ達の話に圧倒されていました。

そんな時

「○○さんは悩みないの?」

と一番お喋りなママが話しかけてきました。

私は迷わず母乳の件を話しました。

すると、

「えー!ミルクあげたらいいじゃない!」

とあっさり言われたのです。

しかし私にとっては、そんなに簡単な話ではなかったし、戸惑っていると

「なぜ母乳じゃないといけないの?」

と質問が。

あれ?なんでだっけ、やっぱり母親だから?

しばらく考えていると

「私ね、長男は完全母乳だったけど、次男と今の三男はミルクだよ。つらいでしょ?なんか見てて昔の自分を思い出すわ」

と私の目をじっと見つめて言うのです。

他のママ達が

「いやー○○ちゃんとこは3人もいるからミルクじゃないと無理でしょ」

「最初の子は母乳頑張っちゃうよね」

と私の気持ちを汲みつつ、母乳談話が続きました。

私は何かの洗脳が解けたように、帰る頃には哺乳瓶買って帰ろうかなと思っていました。

「今から買いにいく?」

「あーオムツ買って帰るから私も行く」

と、ママ全員でそのままお買い物に。

オススメの哺乳瓶やミルクを買いました。

 

自宅に戻ると、アドバイスどおり乳首の先を少し飲みやすく穴を開けたり、消毒したりと準備をし、旦那が帰ってくるのを待ちました。

パパは以前から自分もミルクを飲ませたかったと大喜び。

さっそく飲ませようと説明書を読んで自分が作り出す始末。

「ずっと母乳だった子は哺乳瓶の乳首嫌がるかもしれないけど、いろいろ種類を試してみて」

と言われていました。

初めは拒否していた我が子も、口にミルクが少し入ると納得したように少ししゃぶり、そのうち上手に飲めるようになりました。

当初は混合で育てようと思っていたのですが、最終的にはミルクのみになりました。

 

ずっとずっと苦しかった母乳でしたが、経験豊富なママ達のおかげで家族が笑顔を取り戻し、今では自分で食べるまでに育ちました。

母乳で頑張ることも大切かもしれませんが、自分はミルクに移行して後悔はしていません。

そんな暇がないほど、子供の成長は早く、そして育児は大変なのですから。

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著者:ホットケーキが主食
年齢:32歳
子どもの年齢:2歳

独身時代はお料理なんて出来なかった私。今では幼児食作りに夢中です。だけど我が子が一番好きなのは納豆ごはん。常に期待を裏切る我が子に、あきらめが悪い私です。

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