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股にも唇があるみたい…。トイレも苦痛な、静脈瘤による外陰部の腫れ

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妊娠7ヶ月に入ったころから、急に外陰部・膣のあたりが、ひりひりするような痛みを感じるようになりました。

トイレで用を済ませた後にトイレットペーパーでふこうとすると、特にひりひりするので、トイレットペーパーで拭くというよりは、股にあてるようにして拭きとるようにして、なんとか痛みを我慢していました。

そうこうしている間に、「どうもこれは腫れているんじゃないかな?」と思うようになり、そしてその違和感は日に日に増していき、でも、怖くて直視はできず…。

なんとなくイメージでいうと、股に唇があるんじゃないかと思うくらい腫れてきました。

 

さすがに心配になってきたので、医者に診察の際に診てもらったところ、「これくらいの腫れなら特に問題なさそうだけど、念のため菌のチェックをしておきましょう。」ということで、おりものを検査に出すことに。

ちなみに診察の際に、エコーの検査棒を子宮に挿入する際も、腫れている部分に触るので激痛が走るのではと怖かったのですが、意外にも痛くなくて、ほっとしました。

「菌に感染とか嫌だなぁ。」と不安になりつつ聞いてみると、カンジダ膣炎だと同じような症状が出ることがあるようです。

ただ、その場合、おりものが強い匂いがするみたいです。

 

1週間後に出た検査結果では、特に異常なしで、外陰部の静脈瘤とのこと。

妊娠中はこの静脈瘤になる人が多いらしく、医者には「腫れていても特に問題ないし、治療方法もない。出産するしか治るないから、とにかく気にしないことですね。」と軽く言われました。

外陰部の静脈瘤になる理由のひとつは、妊娠中に多くなるエストロゲンなどのホルモンの影響で、血管が拡張しやすくなっているからだそうで、もうひとつは、大きくなった胎児と子宮に、腹腔内の大きな静脈が圧迫されるため。

圧迫された静脈はもりもりと膨らんでしまうのだそうです。

治療法はないということなので、あきらめて付き合うしかないとしても、

「妊娠7ヶ月でこんなに腫れてひりひりしていたら、出産間近にはいったいどんな状態になってしまうの…?」と、とっても不安になりました。

せめてもの対策として教わったのは、

・長時間の立ちや座りの姿勢は避け、できるだけ横になって脚をあげ血流をよくする。
・きついガードルはしない。
ということ。

お風呂に入っているときに、外陰部をつまむようにマッサージすると、痛さが和らぐこともあるそうですが、私はなんだか触るのも気持ち悪くて放置しています。

 

妊娠9ヶ月になると、普通にまっすぐ座ろうとしても、股の真ん中に腫れている違和感を感じ、まっすぐ座ることが難しいくらいになり、まるで起き上がりこぼしのよう。

ただ、不思議とひりひりとした痛みは7ヶ月の頃よりもあまり感じないようになりました。たまに、痛いなと思うくらいです。

ただ、なにしろ静脈が大きく膨らんでいる状態なので、切れると普通よい多い出血を起こすことになるそうで、出産の際に会陰切開が必要になっても、静脈瘤があるところを避けなければいけないため、切開しにくくなるそうです。

できるだけ、今よりも悪化せずに出産を迎えたいと思う今日この頃です。

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著者:ぶらんぼん
年齢:39歳
子どもの年齢:妊娠9ヶ月

妊娠6ヶ月で夫の仕事の関係で、パリに移住し、慣れない土地での出産に向けて不安な日々を過ごしています。毎日大変だけど、元気で健康な赤ちゃんに出会えるのが楽しみです。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。