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1億8000万の精子!?不妊治療の一環の精子チェックで自分の中の“オス”を認識

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私が子供を授かったのは、結婚してから4年目のことです。

新婚当初は夫婦ふたりで旅行や趣味などを楽しんでから子作りを開始して、2年目くらいに妊娠…。そんなざっくりとした家族計画を描いていたのでした。

しかし、いざ子作りを初めて1年経っても一向にコウノトリはやってきません。

まあ、この程度ではいわゆる「不妊」とは言わないらしいのですが、一応心配なので妻は不妊治療で有名な病院に通うことになりました。

そこではいろんな検査をするわけですが、その中のひとつに夫の精子チェックというのがありました。

要するに不妊の原因が夫にあるのかどうかの検査です。

妻に検査を受けてくれと言われ、私は「原因を探るためには、そりゃ精子チェックは必用だろう」と思いました。しかし同時に不安な気持ちにもなりました。

私が幼少期を過ごしたのは1970年代。高度成長期で空気や川や海は汚染された環境で、わけのわからぬ着色料がふんだんに入ったお菓子を食べて過ごしたわけですから、その影響がそこ出る可能性は十二分にあると。

それに加え、私は緊張してナンパもできず、コンパに行ってお持ち帰りなどしたことももちろんなく、好きな女性をデートに誘うこともなかなかできない、そして“ナニ”のサイズにも自信がなく、もちろんセックスにも自信がない、いわゆる草食系男子でした。

自分の中に「オス」の部分を感じたことなどないため、医者に「精子が少ないですね」などと言われても、「ああやっぱり」とすんなり受け入れられそうな、そんな心の準備さえもすでにできていたのでした。

 

そして精子チェックの当日、妻と一緒に病院に行き、個室で精子を紙コップに放出して提出しました。

ちなみに余談ですが、個室には欲情を催すためにエッチな本がおいてありましたが、どれも私が中学生の頃に喜々として見ていた程度のものばかりで、40歳近い私にとっては、正直言って物足りない自慰環境でした。

大満足を期待するのも筋違いな話ですが…。

そうしていよいよ診察室に呼ばれ、結果を聞くこととなりました。

高校受験の発表日にさえも感じたことのない緊張感に包まれました。

先生が言うところによると(うろおぼえですが)、通常精液1ml中に1800万ほど精子がいればよいところ、私の精液には1億8000万の精子がいるということでした。

なんと、正常値の10倍!

「俺って超オスじゃん!」

今まで自分にはないと思っていた“男性性”が、ひょんなところで見つかった瞬間です。

それで我が家の不妊が解決されたわけではありませんでしたが、何となく晴れやかな気分で帰宅の途についたのでした。

それからしばらくして、妻が造影検査というものを行った直後に、めでたく子供を授かることができました。

 

そして現在、二人目を授かるべく、細々と子作りを開始していますがなかなか二度目のコウノトリはやってきません。

精子の量が多けりゃいいってもんではないようですね。

著者:ムネカタスミト

年齢:42歳
子どもの年齢:1歳11ヶ月

40歳にして息子を授かった老イクメン。親の静止も聞かずトコトコとどこへでも走っていってしまう後姿を追いかけ、何かにつけて「ガッコー、ガッコー」と抱っこをせがまれる毎日。疲労と腰痛に気を付けながら、体力をなるべく使わない省エネ育児を模索中。

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