これまでは何をしても“可愛らしい”で済まされていた息子の行動ですが、もうすぐ2歳になろういう頃から力も段々強くなり、そして悪知恵も付いてきて“可愛らしい”から“憎たらしい”と思える行為が多くなってきました。
まず、多くの子供がそうだと思いますが、気に入らないことがあれば人を叩く。
先日もテーブルの上に乗ったので「それはやっちゃダメ」と言うと、私の胸の部分を天龍源一郎よろしく手の平で思い切り叩いてきました。
私は柔道の大外刈のようにして、子供を床にゴロンと寝かせました。
もちろん痛くないように優しくですが…。
子供は再び立ち上がり、もう一度私の胸を叩きます。
そして私は大外刈。
これを何回か繰り返しているうちに、子供はギャン泣きし始めました。
私は「反省したのかな」と思い、子供起こして優しく抱きしめ、背中を叩きながら「お~よしよし、わかればいいんだよ」と言ったのです。
スッと泣き止んだ息子は、おもむろに数メートル離れたところにあるおもちゃの太鼓に走り寄り、そして太鼓のバチを右手に掲げて再び殴りかかってきたのです。
私は面倒になり、とりあえずリビング中を逃げまわりました。反省したなんて思った私がアホでした。
胸を叩かれるくらいならいいのですが、油断していると顔面を思い切り叩かれることもあります。
鼻や目に当たると結構痛く、40過ぎたおっさんが2歳の子供に対して“カチン”と来てしまい、頭をバシッと殴り返してしまうことも。
すると息子も負けじとさらに殴りかかってきて、挙句の果てには“ブブー”っとツバを吐きかけてくるのです。
“ブブー”は息子の中でマイブームとなっており、少しでも注意されると私だけでなく妻へもするので、部屋中が息子のツバの臭いで充満するようになってしまいました。
毎日好きで観ている『トイ・ストーリー3』でビッグベビーというおもちゃが、いちごの匂いのする熊のロッツォに対して“ブブー”とやるシーンがあるのですが、恐らくその影響だと思われます。
ディズニー映画から良くないことを学ぶこともあるんですよ、みなさん。
暴力もツバかけも、他の人にもやられてはかないませんので、本気でやめさせたいのですが、トツトツと諭すように注意してもまったく響いている様子はありません。
2歳の子供ですから激しく叱っても可哀想だし効果もあると思えないし。
みなさんの家庭ではどうされてるんですかね。
もう少し言葉が理解できるようになれば、わかってくれるのかな? それとも今のうちからしっかり叱っておくべきなのかな?
どうにか不良幼児にならないでおくれ、息子よ!
著者:ムネカタスミト
年齢:42歳
子どもの年齢:2歳1ヶ月
40歳にして息子を授かった老イクメン。親の静止も聞かずトコトコとどこへでも走っていってしまう後姿を追いかけ、何かにつけて「ガッコー、ガッコー」と抱っこをせがまれる毎日。疲労と腰痛に気を付けながら、体力をなるべく使わない省エネ育児を模索中。
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