私が待望だった赤ちゃんを授かることができ、妊娠6週に入った頃の話です。
いつものようにテレビを見ていたら、たまたまテレビに写っていたチョコレートフォンデュの映像を見て突然気分が悪くなりました。
「これは、もしかしてつわり?」
と思いましたが特に気にせずにいたら、次の日の朝ベッドから起き上がった途端に急に吐き気がしました。
そこからはほとんど食べ物を口にすることができなくなってしまいました。
よくテレビや本で耳にしますが、お米が炊ける匂いで気持ち悪くなったり、料理番組を見るだけで吐いてしまうこともありました。
もう一人では何もできないため、主人に相談してしばらく里帰りすることになり、実家でもほぼ1日中寝たきり。
そんな生活が約2ヶ月間続きました。
体重も7キロ痩せました。
そんな私がつわり中に食べられた物は、ポカリスエット、りんご、トマトです。
産婦人科の先生からは
「つわりの間は無理に食べなくても赤ちゃんは大丈夫。ただ水分だけはなんとか摂ってください」
と言われていたため、ポカリスエットは意識的に飲むようにしていました。
幸いポカリスエットは飲んでも吐かなかったので点滴にはなりませんでした。
りんごとトマトも冷たくてさっぱりしているので気持ちが少し楽になりました。
あと、時々なぜか担々麺が食べたくなる時がありました。
しかし一口食べて気持ち悪くなってしまい無理でした。
気持ちの中では色々食べたいのに、食べることができず、つわり中はとても辛い期間でした。
食べたい物が食べられない、体も寝たきりで思うように動けない。
そんな辛い状況の中を、私は赤ちゃんが出ているテレビ番組を見てなんとか乗り切ることができました。
教育テレビで放送されている子育ての番組や、オムツのCM等を見るたび
「この辛いつわりを乗り切ればこの子に会える!」
と自分に言い聞かせて必死に耐えました。
本当に不思議なもので、赤ちゃんを見ると体が少し楽になったような気がしました。
つわりの期間がとても辛かったですが、それ以上に赤ちゃんに会えたことを嬉しく思っています。
著者:ピコ
年齢:31歳
子どもの年齢:1歳9ヶ月
子育てに奮闘中の専業主婦です。子育てブログを見たり、子育て情報サイトを見るのが大好きです。子どもはアンパンマンが大好き。少しずつ話せるようになってきました。
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