ゼクシィBaby みんなの体験記


あふれる涙を娘が拭いてくれた…「大きくなってくれて嬉しいよ」断乳前日、最後の授乳

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私は2歳になる手前まで授乳をしていました。

 

自分から『もういらない』という日が来るのかな、と思ってずっと待っていましたが、その瞬間は全然訪れず、母乳外来で相談してみることにしました。

すると先生は、

「この月齢になると自分からやめるということはほとんどないですね。でも、もう十分母乳は飲んできているし、体のことは心配ありません。あとはお母さんのタイミング次第です」

と言われました。

そして、

「お子さんはもうちゃんとお母さんの言っていることを理解しています。もうすぐ飲めなくなることもわかっていますよ」

と言われてとてもびっくりしました。

 

確かに少しずつ話し始めてはいましたが、まだまだ対等に話せるという感じではなく、甘えて泣くことも多かったので、

「本当に大丈夫かな」

という不安の方が大きかったです。

それでも、その言葉を信じることにし、最初の受診から1か月先に断乳を決めました。

 

産んでから毎日毎日朝昼晩と授乳を続けてきて、とうとう1か月後にはやめるのかと思うと、ちょっと寂しい気もして、それからは毎回の授乳がとても貴重なことに思えました。

断乳の前日、母乳外来を受診し、先生から直接娘に言い聞かせてくれました。

「明日でお母さんのおっぱいはもうおしまいだよ。もうわかるもんね?もういっぱい飲んだよね。今度はお母さんに返してあげようね」

娘はうなずきながら話を聞き、『やだー!』と泣くこともなく静かにしていました。

 

そして断乳前日の夜、最後の授乳です。

産んで初めて病院のベットで授乳したこと。

まだまだ興奮が冷めなくて全然寝付けず、一晩中娘を眺めていたこと。

授乳していたら、初めて目を開けて光を探していたこと。

私にしがみつくように小さな手で私を掴んでいたこと。

夜中に、薄暗い中で授乳していた毎日。

 

いろんなことが頭を巡って、もう涙が止まらなくなってしまいした。

ぽろぽろ涙がこぼれてきて、娘がそれに気づいてちょっと驚いていました。

「お母さんどうしたの?悲しいの?」

と、自分のお気に入りのガーゼのハンカチで私の涙を拭いてくれます。

その姿がまた愛おしくて、(もうこんなに大きくなったんだ)と思ったら、もっと泣いてしまいました。

「お母さんは嬉しいんだよ。こんなに大きくなってくれて嬉しいんだよ」

そう言うのが精一杯でした。

 

その日を境に母乳を上げることはなくなりましたが、先生の言った通り、きちんと話を理解していたようで、『飲みたい!』と泣くことも一切なく、こちらが驚くほどきっぱりやめることが出来ました。

子供の成長に驚かされると同時に、これが初めての子離れなんだなと気づかされた瞬間でした。

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著者:りり
年齢:35歳
子どもの年齢:4歳

出産を機に仕事を辞めて専業主婦となりました。産んでからはなかなかママ友ができずに孤独な子育てをすることになってしまいました。どう友達を作っていいのかがわからなかったので、今は何かその手助けができたらいいのになぁと考えています。

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