昼間の授乳は比較的早めに切り上げることができました。
ご飯が好きだったせいか、モリモリ食べておなか一杯でおっぱいを飲まなくても満足してくれていたようでした。
その代りか夜寝る前のおっぱいがなかなか止められず苦労しました。
1歳半の検診でも卒乳の努力をするよう指導され、卒乳に向けて色々と工夫し始めていました。
最初に取り入れたのは、お休み前に本を読むことです。
本好きだったこともあり、お話をしていると眠ったことがあったので、きっとおっぱいの代わりになるだろうと思ったのでした。
でも本は中々おっぱいの代わりにはなってくれませんでした。
ウキウキと読んで眠る気配は一切ありません。
お腹に抱っこでゴロゴロするのも試してみました。
ゴロゴロしているうちに眠ると言う話をよく聞いていたからです。
しかしうちの子はゴロゴロしてもくれず、横にするのも格闘技のようになってしまう始末。
一緒にウトウトというにはほど遠い状態でした。
半ば卒乳を諦めかけた1歳10か月の頃です。
旅行で海の近くに数泊する機会がありました。
「旅行中だし卒乳の練習はいっか」
と思っていたのですが、これが良いきっかけになりました。
その時は昼間に初めての海に連れて行き、砂遊びを始め色々な刺激に囲まれていたのだと思います。
親戚の子供もおり、1歳児なりに一生懸命観察したり遊んだりしていました。
日が暮れて夜になり、お休みの時間になる頃、自分から抱っこをせがんでお布団に連れて行くようにぐずり始めました。
ベッドに横になって(またおっぱいをせがまれるのかな?)と思いつつもゆっくりとお話をしていると…眠っているではありませんか!
うそ!と言うのが正直な気持ちでした。
どんなに眠くてもおっぱいを飲まずには眠れないと思っていたからです。
しかし、実際には昼間の大きな疲れに耐えられず、自然に眠りに落ちてしまったようでした。
たまたま今日だけかな?と思ったのですが、次の日もめいっぱい遊んで夜は抱っこで眠ってくれました。
旅行から帰っても抱っこでねんねが慣れたのか、それ以降おっぱいをねだられることは無くなりました。
たまに思い出したように言われますが、出なくなったといえば諦めてくれます。
旅行が私と子供にとっての卒乳合宿になったようでした。
環境をガラッと変えて卒乳することもありなんだなと思いました。
著者:みかん
年齢:35歳
子どもの年齢:2歳
妊娠前は力仕事がメインの職場で働いていました。なかなか続けることが難しく、出産と同時に職場から離れ、女性が働きやすい環境の難しさを痛感しました。今はじっくり子供と向き合えるので、退職も良かったなと思っています。
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