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大きな少年は父親へ。漫画、CD、高い服…宝物が赤ちゃんの"洗礼"にあって悟りを開く by ムーチョ

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よく言われることですが、僕も例にたがわず、赤ちゃんを自宅に招くことで発生するいろんな”洗礼”を受けました。

 

好きなアーティストのCDは破壊され、

 

尊敬する漫画家の漫画本はビリビリに破かれ、

 

数万円もする高い服はいとも簡単に汚れ、

 

リビングに置いてあるAV機器は好き放題いじられ…

 

 

はじめは収納を工夫したりして抵抗していましたが、そのうちやめました。

 

ある時、本当に「一生大切持っていよう」と思っていた大切な漫画を破かれたんですね。

 

まあそもそも、それほど大事な漫画を、子供の手に届くところに置いてあったのが悪いんですけど、つい片付け忘れてしまった時がありまして。

 

それでハッと気づいたんです。

 

「なんでこんなものを異様なまでに大切にしてたんだろう」

 

と。

 

それ以来、憑き物が落ちたように、物に対するこだわりが無くなっていきました。

 

自宅に赤ちゃんがくるまで、僕はただ年齢を重ねただけの「大きな少年」だったように思います。

 

それが別に悪いということではないのですが、赤ちゃんを育てる立場としては、「少年」はあまり適していないんですね、きっと。

 

今では、当時よりは「父親」になってきたかな?

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著者:ムーチョ
年齢:36歳
子どもの年齢:8歳と6歳

東京都在住。元テーマパーク系企業の人事でしたが、体調不良のため退職、その後いろいろあって現在専業主夫をやってます。主夫業の合間に描いた育児漫画ブログが注目され、漫画ブロガーとしても活動中。育児雑誌の連載なども。記事は娘たちが小さい頃の体験談です。

ブログ:カタルエ - 専業主夫の4コマ漫画ブログ

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