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おっぱいから直接、お腹いっぱい飲める日まで!搾乳でつないだ次男の完母育児

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「子どもができたら、母乳だけで赤ちゃんを育ててみたい!」

と、もともと母乳育児に憧れがありました。

でも、色々な事情で長男は早々に混合育児になってしまったので、次男を妊娠してからは、

「今回こそは完全母乳!」

と、意気込んでいたのですが…。

小さく生まれた次男は生後すぐに保育器に。

加えて、まだ上手に呼吸をすることもできなかったため、口には気管挿管のチューブ。

これでは直接口からおっぱいを飲むことはできません。

 

でも、生後すぐの赤ちゃんには母乳は貴重な栄養源。

小さく生まれた赤ちゃんにとってはなおさらです。

今は直接飲ませることはできなくても、私の母乳で大きくなってもらいたい!

そう考えた私は出産の次の日から、母乳を増やすためにいいと言われていることはなんでもやりました。

搾乳前におっぱい基底部のマッサージ。

分泌量を増やすために2~3時間ごとの搾乳。

ご飯は3食とも2膳ずつ食べる。

水分は一日2L以上飲む。

次男の写真を見ながら搾乳をする。

その成果もあって分泌量は順調に増え、私が退院する頃には1回の搾乳で100ml以上の量を搾れるようになりました。

 

でも、小さい次男が一日に必要としていた母乳の量は、まだほんのわずか。

次男は母乳7ml×8回の注入だったので、一日に必要な母乳の量は56ml。

一方で、一日の私の搾乳量は100ml×8回なので、800ml。

当然のように、搾った母乳がどんどんとたまっていきます。

だったら、少し搾乳量をセーブすれば…と思われるかもしれませんが、母乳の分泌は、一度減ってしまうと元に戻すのが難しいという現実がありました。

次男の体が今よりもっと大きくなった時、必要となる母乳量に分泌量が追いつかなくなっては困ります。

これからも分泌量を増やし続け、なおかつそれを維持しなくてはならないのです。

 

いつか次男には、直接おっぱいから母乳を飲ませたい。

その時は、たっぷりの母乳で次男のお腹を満たしてあげたい。

そんな思いで毎日ひたすら搾乳を続けていました。

まるで、搾乳を中心に一日がまわっているかのように。

おかげで母乳量も順調に増えていき、同月齢の赤ちゃんの必要量を超える量を維持し続けました。

 

でも、そんな日々の中、たまらなく空しさを感じることもありました。

ストックしていた大量の冷凍母乳を捨てる時です。

次男が飲んでくれるはずの母乳だったのに…。

泣きながら何十個もの母乳を処分したこともありました。

搾っては捨て、搾っては捨て…。

こんな日々がいつか、報われる時は来るのかな…。

おっぱいから母乳を飲むという経験をしないまま、この子は大きくなってしまうのかな…。

確かに次男は私の母乳だけで育っていました。

ある意味完全母乳です。

でも、

「おっぱいをあげる」

という行為そのもので幸せを感じたかった私は、どうしても寂しさをぬぐえませんでした。

 

そんな努力が報われたのは、次男が生後7か月になってからのこと。

次男の口から呼吸器のチューブが外れ、やっと直接おっぱいから飲ませられる日がやってきたのです。

ドキドキしながら次男の口におっぱいを含ませてみると…。

一生懸命口を開けて、なんとか飲もうと頑張ってくれました!

もうそれだけで感動して、涙を流しながらの『初授乳』となりました。

 

次男はそれまで口から飲む経験を一度もしてこなかったので、上手に飲めるようになるには、しばらく練習が必要です。

口から飲む量が増えるまでは、搾乳した母乳をこれまでのように注入で足していかなくてはなりません。

それでも、次男と『おっぱいの時間』を共有することができるようになって、私はこの上なく幸せでした。

7か月もの間、この日が来ることを信じて孤独な搾乳を続けてきましたが、諦めなくて本当によかったです!

長い道のりでしたが、願いがかなったこの日のことは、一生忘れられない思い出になりました。

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著者:minimix
年齢:40歳
子どもの年齢:3歳と1歳の男の子

次男の病気を機に仕事を辞め、ライターとしての活動をはじめました。趣味はベリーダンス。歌や踊りが大好きな子供たちと、にぎやかな毎日を過ごしています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。