出産の時のおはなしです。
出産予定日が3月下旬といわれており、3月上旬の検診では
「頭がさがってきています、いつ産まれてもおかしくないでしょう」
といわれていました。
大好きな祖母が肺炎で11日に亡くなり、
「お通夜、お葬式で出産ってなったらどうしよう!」
とずっと考えていた矢先…。
お葬式の日の朝9時ごろ、破水らしきものが!!
(こんな時に限って…。病院いきたくないな)
と思いながらも、とりあえず病院に電話をしたら、
「陣痛や出血はないんですよね?ないなら大丈夫です。何かあったらまた連絡下さい。」
といわれちょっと一安心…。
お葬式が無事終わり、怖かったので夜8時ごろ入院グッズを持って病院に連絡して行くことに。
病院について、とりあえず…と思いトイレにいくと、なんと出血!からの陣痛!
そのまま出産になるということで入院になりました。
初めての出産と言うことでドキドキ…。
家族に連絡すると、10時半ごろ来てくれました。
陣痛も本格的になり始めて分娩室へ。
母が立ち会ってくれました。
私は陣痛がきても叫ばず、痛くても汗をかきながらうなるぐらいでした。
助産師さんは、
「お母さんが楽な姿勢でいいですよー」
と言ってくれたので、分娩台の上で横になる(右向き)体勢になりました。
そうすると助産師さんは、
「お母さん!左のかかとで私の鎖骨を蹴ってください!」
と言いました。
私は、
(何を言ってるんだ、この人は)
とびっくりしましたが、悪いなぁと思いながらも言うとおりにすると、少し楽になって赤ちゃんが降りやすい体勢にしてくれました。
もう本当にびっくりでした。
最初の陣痛から5時間くらい、夜中の2時半ごろに、2445gの少しちいさな女の子を出産しました。
先天性心疾患を持っていましたが、今では本当に病気もち?!っていうくらい元気に育ってくれています。