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あれれ、これは、まさか?15cmの隙間から。

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最近、早朝に目が覚める。

 

私は一度寝たら、アラームが鳴っても起きないくらいなのに、毎日朝の3時、4時頃、胸やけで目が覚めるのだ。

こんなことって、ノロウイルスにかかった以来だ(救急車に運ばれるくらいひどかった)。

でも胸焼けだけで、朝起きれば胸焼けは消えている。

 

そう言えば、先月の生理っていつだったっけ?

周期は割と安定して毎月生理が来る私は、ちゃんとカレンダーにメモしていなかった。

「でも、もう1ヶ月は経ったよなぁ…もしかして、もしかして…?」

 

結婚して1年半が経っていた。

結婚した当初、私も主人もしばらくは2人の時間を過ごしたいね、と考えていたので

「とりあえずは半年以上先の式を挙げて、新婚旅行をしてから考えていこう」

と2人の時間を楽しんでいた。

 

新婚旅行を終えると、季節はあっという間に過ぎ、入籍してから1年以上経っていた。

「そろそろ子ども、欲しいね」

 

私たちはいつ子どもができてもいい心持ちになっていた。

でも、子どもは奇跡が集まってできるもの。

作ろうと思ってできるものでもなく、毎月生理が来る度に小さな溜息をついていた。

安定して周期的にくる生理、身体にとってはいいことなのに、ちょっと恨めしく思ったりした。

そして、『今月こそは!』と期待が大きい分、インターネットで妊娠についてたくさん調べたりして、妊娠した時の症状にはかなり詳しくなっていた。

「欲しいからってできるものじゃない、分かってたのに、私は呑気だったなぁ…」

と少し前の自分を後悔したりもした。

 

だから、朝に胸焼けで起きることと、生理が遅れてること、この二つは私を薬局へ向かわせるには十分な理由だった。

 

こっそり妊娠検査薬(ダメな時用に二回分、結構いい値段!)を買い、夜、主人がTVを見ている間にこっそりトイレへ。

初めて使うから使い方が分からず、何回も説明書を見た。

そして、いざ!!

 

30秒~1分で線が出れば妊娠、出なければ妊娠していない。

 

その時の私にとっては、30秒も長い時間に感じられそうだと思っていたが、検査薬を試して5秒くらいでくっきり線が出たので拍子抜け。

 

「うん?ほんとに?こんな早く出るの?まだ30秒経ってないけど」

逆に戸惑っていた。

 

そして、主人に告げるか悩む。

妊娠検査薬を買ったことは話していない。

下手に期待させたら、違う時に悲しませてしまうかもしれないし、と思っていたからだ。

 

でも、誰かに伝えたい、この気持ち。

誰かに、誰かに…

誰かって主人以外に誰がいるの!

 

そう心にビンタして、主人に告げることを決める。

 

私はそっと、主人がいる和室の襖を15cmくらい開けた。

TVを楽しそうに見ていた主人が15cmの隙間から、変な顔して覗いてる妻に気付く。

 

「どうしたの?なんで覗いてるの?」

「うん、あのね…あの…いや、なんでもない!」

なかなか言えない私。

「なんでもなくないだろう」

と主人は何かを感じ取り、心配し始める。

「どうしたんだよ、こっちこいよ」

本気で心配している主人。優しいのだ。

言わないと、ほら、言え私。

ぐるぐるとドラマでよく見る妊娠を告げるシーンを思い返していた。

 

「あのー、赤ちゃん、できたかも…」

 

15cmの隙間からのまさかの告知。

全然ドラマみたいじゃない。

主人の反応も、ドラマみたいに驚きながらも喜んで抱きしめてくれたりすることはなく、

「え?え?あ?そうなの?…そう…本当…そうか」

と薄笑い。

びっくり加減だけがしっかり伝わってきた。

「うん、とりあえずまだ確定じゃないから、病院行ってくるね」

「そっか。わかった。そっか」

 

私たちは、なんだかボーッとしていた。

こんなに感動の瞬間なのに。夢見ていた瞬間なのに。

 

襖を閉め、私は落ち着くために一度自分の部屋に行った。

余った検査薬をしまい、棚の前で、またボーッとする。

確定じゃないけど、嬉しい気持ちがじわじわやってくる。

 

「でもまだ喜んじゃダメ、病院行かないと分からないんだから!」

そう言い聞かせて、主人のいる部屋に戻ると、主人はパソコンを開いていた。

そして口コミで評判がいい病院を早速調べていたのだ。

 

その姿を見て、嬉しかった。

嬉しいとか、そんな言葉はなくても、その姿で十分だった。

 

とか言ってやっぱり言葉でも聞きたい私は、夜寝る時に、

「嬉しい?」

と聞いて、

「嬉しいよ」

と言わせたりしたんだけどね。

 

その後、病院で妊娠が確定した。妊

5週だった。

お豆みたいなエコー写真を貰う。

これが、赤ちゃんかぁ。

 

主人は仕事だったからメールで伝えると、電話がかかってきて

「そうですか…それはそれは、おめでとうございます」

なんて、他人事かーい!って感じのコメントをいただいた。

でも、喜んでいるのは伝わってきた。

嬉しかった。

赤ちゃん、よろしくね」

お腹が急に愛おしく思えた。

 

それが、妊娠発覚した時の私たちのお話です。

ぼんやりした、でも、いい思い出。

 

著者:ゆりっぺ

妊娠8ヶ月のゆりっぺです。

初めての妊娠で戸惑う毎日ですが、のほほんとゆったり暮らしています。

昼寝が特技のぐーたら主婦化しています。

 

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。