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恥ずかしくて絶対嫌だった立ち会い出産だけど…妊娠中に夫婦の絆が深まり「2人で産むんだ!」と心変わり

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「絶対に嫌―!」
それは、妊娠がわかってすぐに主人が立ち会い出産をしたいと言ってきたときの私の返事です。

友人から聞いただけでも壮絶な雰囲気がわかる出産。
きっと私は見るに堪えない表情をして、大絶叫するであろうことが容易に想像できたため、そんな姿を主人に見られたくなかったのです。

新婚ゆえにまだ恥じらいがありました。
主人の前ではかわいくいたいという20代半ばの乙女な部分です。
立ち会い出産をしたあと、夫婦の夜の生活がなくなった友人もいました。
その様なことを聞くと、尚更立ち会い出産が嫌でした。

私は、つわりがひどく、ベッドから起き上がられない日々が続きました。
主人は仕事を定時で切り上げて帰ってきては、私にご飯を作ってくれました。
寝る前には私を抱えてお風呂場へ行き、洗髪までしてくれました。
そして土日は、1週間たまった洗濯物に掃除など全部片付けてくれました。

仕事もして、家のことも全てやってくれて、それに加えて私の世話をする主人…。
いつもニコニコして、
「お腹で俺たちのこどもを育ててくれているから、ほかのことは全部俺がやるから安心して。」
と言っていました。
私は、主人に申し訳ないという気持ちと、この人と結婚して良かったなという幸せを感じていました。

そして妊娠後期には切迫早産で1ヶ月以上の入院生活でした。

さて、入院中にずっと考えていたのは立ち会い出産のことです。
妊娠当初は、こんな妊娠生活になるとは思っておらず、楽しい妊娠生活しか描いていなかったので断固拒否していました。
しかし、実際には主人がいなかったら生活が成り立たない程支えてくれました。
1人で頑張った妊娠生活ではなく、2人で頑張ってきた妊娠生活でした。

ある日、助産師さんが立ち会い出産の件について説明をしに病室へ来てくれました。
説明を聞いたあと、私は主人に立ち会い出産をしてもらおうと思いました。
恥ずかしいとか、かわいくないから主人に見せたくない気持ちよりも、大変だった妊娠生活の終わりを2人で迎えて、赤ちゃんが生まれてくる瞬間に2人で同じ場所にいたいと素直に思えました。

その夜、主人が見舞いにきたときに、

立ち会い出産まだしたい?」

と、聞きました。きっと「したい」と言うだろうとわかっていながら聞いたのです。
案の定、

「したい!けど…嫌なんだよね…?」

と、上目遣いで聞いてくる主人。身体は大きいのになんだか子犬みたいで、その姿がかわいらしくて、私は心の中で笑ってしまいました。

「実は今日立ち会い出産の話を聞いてね?立ち会い出産する?私はいいよ。」

と、主人に言うと、予想外の反応が…。
なんと嬉しさのあまり泣いていました。
主人のお腹に赤ちゃんこそいないものの、心はすっかりママのようなパパになっており、かわいい我が子の誕生を見たくて仕方なかったようです。
主人の立ち会い出産をしたいという気持ちは、私のお腹が膨らむごとに募っていったそうです。

そして立ち会い出産をしたのですが、あまりの痛さに大絶叫する私の横でずっと、
「頑張れ!大丈夫だよ!頑張れ!」
と、ひたすら声をかけてくれて、頭を撫でていてくれました。
その声はすごく心強くて、痛くてどうしようもない中でも、しっかりと聞こえていました。
きっと1人で出産するよりも頑張れたと思います。
生まれた瞬間、2人で顔を見合わせて泣きました。
主人から「本当にありがとう。」と、産後すぐ言われたとき、言葉では表せないほど温かい気持ちになりました。

最初は嫌だった立ち会い出産でしたが、今では一緒に出産を迎えられて本当に良かったと思います。
そして…心配していた夜の生活も、我が家は大丈夫でした。

著者:Kabuko
年齢:20代
子どもの年齢:3歳

お調子者の娘に笑顔をもらう毎日です。
泣いたり怒ったり、色々あるけれど「楽しんで!」をモットーに子育て中!
フリーライターとして活動中。

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