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友達の作り方がわからない娘に「一緒に遊ぼう!」子どもによる子どものためのお友達大作戦!

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持病の治療のため、約1年間の長い入院生活を送っていた長女。
心配なことは山ほどありましたが、3歳には無事に幼稚園に入園することができました。
入院生活が長かったこともあり、周りの子に比べると圧倒的に経験値が低い長女は、入園当初かなり戸惑っていたようです。
それもそのはず、入院中には同室だった子どもたちとの交流はあったものの、ベッドの柵越しの付き合いです。


退院後はなかなか体力が戻らず感染症が怖かったため、同年代の子どもたちと遊ぶ機会は作ってあげられませんでした。
そんなコミュニケーションスキルの低い長女が、突然30人の子どもたちと同じ部屋に入れられては、戸惑うのも無理はありません。
ましてや、同じクラスのお友達は、長女には縁遠かった活発で元気な子どもばかり。
初めて教室に足を踏み入れた長女は、まさに鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしていました。

親の私も極度の人見知りであるため、アドバイス不可能。
「子どもはお友達作りの天才ですから、心配無用ですよ」
という先生の言葉を信じ、
「社会の荒波にもまれてきなさい」
となかば投げやりに長女を幼稚園に送り出す毎日を過ごしていました。

しかし、お友達作りの天才なはずの子どもたちでも、ガードのかたい長女の殻は割れない模様。
話しかけてくれる子を華麗にスルーして一人遊びに没頭する長女は、夏休み目前にしてもお友達がゼロのままです。
「このままでいいのだろうか?」と思い悩む私を後目に、一人遊びのバリエーションを増やしていく長女。
お絵かきも工作もめきめきと上達していきます。
園庭では大好きなすべり台で黙々と遊んでいるそう。
私も一人が好きなタイプなので気持ちはわかります。
でも、今まで病院のベッドの中という狭い空間でしか遊べなかった長女に、広い所でお友達と一緒に遊ぶ楽しさを知ってもらいたかったのです。

 

そんなある日、遠足などの行事でいつもぽつんとしている私たちを見かねてか、同じクラスのママが「今日、うちに遊びに来ない?」と話しかけてくれました。
いつもならなんだかんだと理由を付けてお断りするのですが「これはお友達作りのチャンスかもしれない」と感じた私は、二つ返事で快諾。
菓子折りを持って、緊張の面持ちでお邪魔しに伺いました。
大人はリビングでお茶を、子どもは子ども部屋で好きに遊びなさいということになりましたが、長女は私から離れようとしません。
お友達が手を差し伸べてくれても、知らんぷり。
どうしたものかと困っているとお友達が「○○ちゃん(長女の名前)、これあげる」と折り紙で作った何かをプレゼントしてくれました。
その子がいうには、それはロープだそうです。
長女がお友達と手をつなぐのを嫌がるので、それならロープで子ども部屋に誘導しようという作戦らしいのです。
私は「なんて賢いんだ!」と感激。
肝心の長女も折り紙のロープに興味津々です。

 

そして作戦は見事に成功!

長女はロープで誘導されて、子ども部屋へと入っていきました。
しばらくはシーンとしていた子ども部屋でしたが、次第に笑い声が聞こえるように。
長女の笑い声を聞き「やっとお友達ができた」と安堵した私の目からは一粒の涙がこぼれ落ちました。

その後は堰を切ったようにお友達と関わるようになった長女は、毎日幼稚園を満喫しているようです。
擦り傷やアザが絶えませんが、それも楽しんでいる証拠。
狭い病院のベッドを飛び出し、どんどん世界を広げていく長女の姿を、ときに感動の涙を流しながら、ときには笑いながら、目を細めて見守っています。

著者:ポチョムキン
年齢:30代
子どもの年齢:4歳と2歳の女の子

東京の隅っこでのんびり暮らしています。
女子力低めの女系家族なので、お菓子作りで女子力を上げて行きたいと奮闘中。

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