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ママには内緒!幼稚園の楽しさをこっそり妹にプレゼンしていたお姉ちゃん

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人見知りで内気な長女は3歳で幼稚園に入園。
自宅から幼稚園へ徒歩30分と少し離れているため、バス通園を選択しました。
生まれてこのかた、私と離れることがほとんどなかった長女の幼稚園バスデビューは、絶叫して搭乗拒否という散々なものでした。
最初は「頑張れ!」と見守っていた私も、あまりの拒否ぶりに「いいから乗りなさいよ」と半ば呆れるほど。
ですが2週間も経たないうちに泣かないで乗れるようになり、いつしかバスが大好きになっていました。

 

バス停までいつも一緒に行っている次女もバスを見ると大はしゃぎ。
朝は盛大に送り出し、帰りにはこぼれんばかりの笑顔でバスの帰還を喜びます。
「こんなにバスが好きなら、次女のバス通園は苦労しなくて済むな」と軽く考えていました。

 

そんなある日、次女に向かって何気なく「幼稚園バスに乗るの楽しみだねぇ」と言うと、ニコニコ顔が一気に曇ってしまいました。
次女はバスが好きなんだと勝手に思い込んでいたのですが、正確に言うとバスを見るのが好きなだけで、乗りたくはないそうです。
「バスのらない!ママとおうちいる!」と拗ねてしまいました。
バスを見るのは好きだけど、乗りたくない次女は、それからと言うものバスを見る度に「のらないよ!」と怒るようになってしまったのです。


入園まで1年以上の時間がありますが、このままでは長女のとき以上の悪夢を経験することになりそうです。
どうしたものかと考えてはみましたが、いい案が思い浮かびません。
「そのうち乗る気になってくれるかも」と何の根拠もない希望を胸に、なるべくそのことには触れないようにしていました。

 

能天気な私がその件についてすっかり忘れてしまった頃、幼稚園から帰ってきた長女がぽつりと「幼稚園バス、楽しいのになぁ」とつぶやきました。
何のことかわからなかった私は適当に相づちをうち、夕食の準備に取り掛かります。
しばらくして、いつもはリビングで遊んでいる子どもたちの姿が見えないことに気が付きました。
気になって探してみたところ、子ども部屋でなにやらお話をしています。

こっそりと聞き耳をたてると

「幼稚園は楽しいよ」
「幼稚園バスはかっこいいよ」
「バスのお歌もあるんだよ」
「ママはおうちで待ってるから大丈夫だよ」
と、長女が次女に幼稚園バスのプレゼンをする声が聞こえてきたのです。
私が同じことを言っても「イヤ」「のらない」と怒っていた次女も素直に聞いています。
そして「ずっと手をつないであげるから、一緒にバスに乗ろうね」という長女の優しい言葉に、次女が元気よく「いいよー」と返事をしていました。

 

まだまだ赤ちゃんだと思っていた長女が、次女のことを思い、楽しくバスに乗れるようにと考えてくれていたのです。
少し前まで大泣きでバスに詰め込まれていた長女の成長に思いがけない形で触れることができて、感動の涙がこぼれました。

 

涙を拭いて「ママもお話に入れて―!」と子ども部屋に入ると「ママはご飯を作りなさい!」とすごい勢いで追い返されましたが、これもまた成長の証なのでしょう。
「ちゃんとお姉さんになっているんだな」と目に涙を浮かべつつ作った夕食を「ママ食べさせて~」と甘える長女と、盛大にこぼしながら食べる次女の姿に苦笑いをしつつ、この先の姉妹の成長に期待を寄せるのでした。

著者:ポチョムキン
年齢:30代
子どもの年齢:4歳と2歳の女の子

東京の隅っこでのんびり暮らしています。
女子力低めの女系家族なので、お菓子作りで女子力を上げて行きたいと奮闘中。

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