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[抜粋]赤ちゃん連れ避難所暮らしを乗り切るために知ってほしいこと

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「赤すぐみんなの体験記」に東日本大震災で被災された乳幼児ママから寄稿された体験記から、災害時、特に避難所に行かれる方の助けになりそうな情報を抜粋しました。
参考にしていただけると幸いです。

 

==以下本文==

その後、避難所に移動しましたが、すでに多くの人であふれかえっていました。

避難所へ行くなら、早めに決断して移動したほうがいいと思いました。

到着があまりに遅くなる、廊下や階段、階段の踊り場、出入り口(下駄箱のあるところ)などになります。

冬だと寒いし、人の出入りが多くて大変です。

 

夕方、連絡のつかなかった主人と避難所で再会。

家に戻ってもらい、非常用の持ち出し袋、子どもたちの着替えや食べ物、ミルクとおむつを持ってきてもらいました。

が、普段あまり買い置きをしないほうだったので、おむつもミルクもすぐになくなりそうでした。

 

救援物資が足りない、泣き声に気を使う……避難所での乳幼児連れ生活の厳しさ

避難所には乳幼児を連れた家族も多くいました。

時間がたつにつれ、ぐずる子どもも多くなり、ピリピリした空気のなか、とても気を使いました。

支援物資が届き始めたのは2日後ですが、赤ちゃんのものはかなり不足していました。

哺乳瓶も消毒できないので、紙コップやスプーン、家にあったドレッシングの容器などを使いました。

ミルクは持ち寄ったものを分け合ったり、いよいよ無くなりそうなときには月齢の小さな子を優先して、他の子は支援物資のご飯から作った重湯や栄養補助に薄い砂糖水を飲ませました。


後日ミルクが届きましたが、哺乳瓶は届きませんでした。

おむつはミルクよりも後に届きました。

それまでは、タオルで代用している人もいました。

おむつは月齢で大きさが違うので、譲り合いが難しいです。

未使用の紙おむつの中身を取り出し、外側だけタオルおむつのカバーとして使うこともできました。

何度も貼り直しのできるタイプとパンツタイプのおむつだと上記の方法に使えます。

みなさん主に夜間に使っていました。

支援物資が入っていたスーパーの袋をタテに切って、カバーを作っているひともいました。

 

乳幼児を連れている家庭は、子どもの泣き声や騒ぐ声など、いつも気を遣っている状態でした。

そこで、被災したまま片付けていなかった教室の1つを子連れ専用にしてもらいました。

寒い時期だったので、風邪をひいている人も多く、避難所はほこりもたち、衛生状態が心配でした。


寒いのに、赤ちゃんは寝汗をかいたり、おむつかぶれができる子もいました。

清浄綿の支給もありましたが、アトピー気味だったので、香料やメントール、アルコールが入っているものは利用できませんでした。

 

避難5日目、ようやくお湯で体を拭いてあげられた

同じ区内では海岸沿いに面している地もあり、津波の被害が大きかったところ中心に救助活動や支援が進んでいたように思います。

内陸だったうちのあたりの避難所に自衛隊の支援隊が来たのは5日目でした。

拍手と歓声が起きたのを覚えています。

それまでは、和菓子店やスーパーから供出されたお菓子などを分け合って過ごしました。


自衛隊の支援が入ったことで多くのお湯をわかしてもらえるようになりました。

そこでやっとお湯にガーゼを浸して、身体を拭いてあげることができました。

 

心得ておくべきこと、備えておくべきもの

避難すると決めたら、避難所には早くいく。

可能なら、乳幼児専用の1部屋を作ってもらう。

持ち出し袋の中には、おむつ(大きさがすぐに変わるので、頻繁にみなおす)、ミルク、離乳食、抱っこひも、着替え、ガーゼ、大小タオル、おしりふき、母子手帳、保険証、常備薬、カイロ、使い捨て哺乳瓶。

子どものものだけですが、最低限あると命がつなげます。

抱っこひもは、普段使うもののほかに、もう1本あるとよいです。

ベビーカーで出かけるときにも、必ず1本持って欲しいです。

使い捨て哺乳瓶は、本体と取り換え式のパックが通販などでも買えます。

私はドロップインシステムの本体とパック100枚入りで4000円以内で購入しました。

近所の方とは、挨拶程度の顔見知りでもいいので付き合いは大切と思いました。

避難所ではボランティアの手も遠慮なく借りたほうがよいです。(支援物資の受け取り、子どもの遊び相手など)

支援物資の届く内容と場所はかなり差があるので、自分から積極的に情報を集めることを強くお勧めしたいです。

 

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著者:ことりとにこうみ
年齢:35歳
子どもの年齢:4歳3ヶ月

畑とお庭が大好きな男児2人の母です!将来は、子どもと一緒にガーデニングを楽しみたいです。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。