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かわいがってほしいけど、誰にも抱っこしてほしくない!2つの感情に心が揺さぶられる「ガルガル期」

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長男を11月に出産して、ひと月程度。
ちょうどクリスマスやお正月などのイベントが多い時期でもありました。
慣れない育児と睡眠不足でくたくたになりながらも親戚にあいさつまわりに行ったり、友人と会ったりと、子どもを連れていろいろな人と接する機会が増えるにつれて、私は自分の中のある気持ちに気がついてしまいました。

それは…自分の子を人に抱かせたくない、という気持ち。
本来ならこの人にはたくさん子どもをかわいがってもらいたい、と思うような相手にすらその感情を抱いてしまうことに、自分でも戸惑っていました。

年末のある日、主人の実家に家族3人で遊びに行きました。
私がいつもどおり玄関先であいさつをしようとした矢先、義父がバタバタとやってきて、「お母さん疲れているから、じいちゃんがたくさん抱っこしてあげるからね~」と長男をさっと抱き取ってしまったのです。

突然のことにびっくりするとともに、長男を取られてしまったような気持ちになった私。
義父に全く悪気がないことは分かるのですが、そんな風に考える余裕なんて当時の私にはありませんでした。
子ども好きの義父は、長男にメロメロで一向に手放す気配はありません。
そんな様子に私はそわそわ、イライラ
早く返してよ~!と、ずっと心で叫んでいましたが、孫に夢中の義父には全く届くはずもなく、挙げ句には「じいちゃんとあっちの部屋で遊ぼうか~」と、なぜか長男を連れて別の部屋へ行ってしまいました。

長男を自分の目の届かないところに連れて行かれてしまった私は、急に不安になり、泣きそうな気分になっていました。
私の子なのに、なんで勝手に連れて行くの!?

もう、子どもを取られたくない、誰にも抱っこさせたくない!
だんだんとそんな気持ちが強くなってきてしまい、私はついに授乳を理由に義父から長男を取り返してしまいました。

毎日のことじゃないんだから、思う存分抱っこさせてあげればいいのに…。
心の中のもう一人の私の声はそんな風に言っているのですが、その時は理屈で感情を抑えることなんてできませんでした。

長男にとって、義父は大切なおじいちゃん。
しかも、全力で孫をかわいがってくれているのに…。
その義父にすら、長男を抱かせたくないと思ってしまう私はいったいどれだけ心が狭いんだろう…。
長男をかわいがってほしいと思う気持ちと、もう抱っこしてほしくないという気持ち。
その二つの間で私の感情は揺れに揺れ、別室で一人、ボロボロ泣きながら授乳をしていました。

最近になって、産後のこの時期を「ガルガル期」と呼ぶことを知りました。子どもを守りたい本能から、イライラして攻撃的になってしまうそう。

まさにあの時の私は、誰にも子どもを取られたくなくて、一人ガルガルしていました。

尊敬している義父に対してですらこうだったのですから…、友人・知人に対してどうだったかは推して知るべし、です。
しばらくは、勝手に触られたり、抱っこされたりするのを防ぐために抱っこひもを固く締め、長男を降ろさないようにしていたくらいですから。

そんな不安定な気持ちも、1歳をすぎたころにはすっかり落ち着き、長男が抱っこされているのを見ても心穏やかでいられるようになりました。
今では長男と義父の二人でのお散歩も、笑顔で送り出しています。

著者:minimix
年齢:40歳
子どもの年齢:3歳と1歳の男の子

次男の病気を機に仕事を辞め、ライターとしての活動をはじめました。趣味はベリーダンス。歌や踊りが大好きな子供たちと、にぎやかな毎日を過ごしています。

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