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意地悪お兄ちゃんの汚名返上!? 弟を守ってくれる頼れる兄への小さな一歩

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長男が1歳10ヵ月の時に、次男が誕生しました。

長男は特別ママっこではありませんでした。私がいなくても、パパ、ばぁば、じぃじ、誰にでも懐いています。
私への執着心が特になかったため、次男が産まれても赤ちゃん返りには縁がないかもな、と軽く思っていました。

しかし現実は、とてもひどい赤ちゃん返りで、元々手が出やすい性格だった長男は、産まれたばかりの次男を叩いてばかりいました。
どうしても次男を叩くことをやめてくれない長男。

そのまま長男3歳、次男1歳を迎えました。

理不尽に叩くことはだいぶ減ってきたものの、おもちゃの取り合いになると長男は、問答無用・容赦なしで次男を叩きます。
また、次男が夢中になって遊んでいるおもちゃを必ず取り上げます。
そしてもちろん、長男は次男と一緒に遊ぼうとすることなどありませんでした。
敵対心むき出しだったように思いますし、次男のすること何もかもが気に食わないのか、意地悪ばかりしていました。

「こんなにも弟に対して冷たいのは、私の長男に対する接し方が悪かったんだ」
私は時間を戻せるものなら、次男が産まれた頃に戻って長男との接し方をやり直したいと思っていました。

しかし、少しずつ長男が変わりました。
最初のきっかけは、とある児童館での出来事でした。

同じ年代の子供達がたくさん集まる児童館。
おもちゃを取った、取られたというやり取りが毎日繰り広げられています。

負けん気が強く人見知りをしない長男は、おもちゃを横取りされようもんなら絶対に力尽くでも取り返しにかかります。
逆に気が弱くて人見知りの激しい次男は、おもちゃを横取りされてばかり。泣いたり叫んだりはするものの、取り返すことは絶対に出来ません。

ある日次男が6歳くらいの大きい男の子に、おもちゃを横取りされました。
いつもの光景です。
次男は奪われたおもちゃを指差しながら「わーん!」と叫びます。
長男は、遊んでいた手を止め、次男と横取りした男の子を見つめていました。
そして突然、スクッと立ち上がったかと思うと、男の子のところに行き、「◯◯(次男の名前)の!」と言って、男の子からおもちゃを取り上げました。
そうすると、そこで再び男の子がおもちゃを取り上げようと、おもちゃを引っ張ります。負けじと引っ張る長男。
とうとう取っ組み合いになってきました。
これはさすがにいかん、と私が長男と男の子の間に入ろうとした瞬間、男の子の方がおもちゃを諦めました。
長男は、次男の元に行き、「はい!」と次男におもちゃを渡したのです。

その日から長男が、お兄ちゃんらしい態度をとるように。
公園で次男が転んだ時には、私よりも先に次男の元へ駆けつけ、起き上がらせてあげました。
そして服についた砂を払い、頭をよしよし撫でてあげながら、「ママー!」と次男が転んだことを知らせてくれました。

次男がかんしゃくを起こして地面に座り込み、その場を離れようとしない時には、次男の手を握り、立ち上がらせて一緒に歩いてくれました。
少しずつ、少しずつ、兄としての自覚が芽生えてきたようです。

私は嬉しくて嬉しくて、辛いことがある度に話を聞いてくれる実母に、このことを伝えました。
しかし、話している途中で涙がボロボロこぼれて、うまく話せません。
実母の目にも涙がたまっていました。

「今までいっぱい悩んでいたもんね。よく頑張って来たよ。あんたの長男への接し方は間違えてなかったよ」

実母の言葉に、私はまた泣きました。
長男の成長した姿が嬉しくてたまりませんでした。

これを書いている間も、やっぱり「ギャアギャア」とケンカをしている長男と次男…。
まだまだ、2人仲良しこよしとはいきませんが、たまに長男が次男に合わせて一緒に遊んでくれるようになりました。
たった2人きりの兄弟。
これからも仲良く、時にはケンカしながらも、協力し合って成長していくさまを、見守っていきたいと思います。

著者:かつどん子
年齢:30代
子どもの年齢:3歳・1歳

男の子2人のママ。毎日元気に走り回っている2人を後ろから必死に追いかける日々。趣味はドライブと食べること。週末は美味しいものを求めて家族みんなでお出掛けしています。

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