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1歳2カ月で虫歯に!押さえつけて治療するのが本当にベストなの?

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娘は生後5ヵ月で最初の歯が生え始め、1歳になった時点で8本生えていました。

歯が生えるのが早いと歯磨きが大変だと聞いていましたが、本当にきつかった! 

抵抗が激しいのなんの。

毎晩、押さえつけたりなだめすかしたりして、どうにか磨いていました。

 

歯の根本の部分が白いのに気づいたのは、1歳になったばかりの頃。

乳歯は柔らかく虫歯の進行が早いらしいので、とにかく確かめようと近所の小児歯科へ。

やはり初期虫歯でした……しかも歯の根本だけでなく、前歯の間も含めて4本も。

歯磨きはもちろんのこと、虫歯になりやすいものは与えず、大人からの虫歯菌の感染にも気をつけていたので、それはそれはショックでした。

 

虫歯の原因として考えられるのは母乳。

当時はまだ授乳中でしたし、娘は夜中でも2~3時間ごとに目を覚ましては泣いてはそのたびに授乳していました。

母乳は虫歯の原因にならないという説もありますが、娘の場合、それ以外の原因が考えられませんでした。

 

歯科医師の話では、なるべく早めに初期虫歯の部分を削ったほうがいい、と。

娘の体をバスタオルでくるみ、さらにその上からネットで包んで、子どもが暴れられない状態に固定して削るべきだ、と……。

まだ1歳なのに?

虫歯になりきっていない状態なのに? 

無理やり体を押さえつけて?

 

5分程度で終わりますよ、と言われましたが、診察ですら一苦労だったのに体を固定するなんて。

押さえつけられることを嫌がって無我夢中で抵抗するだろうし、無理やり口を明けられて恐怖を覚えるはず。

だって1歳ですよ!

そのせいで娘が歯医者を大嫌いになるであろうことも予想できるし、1歳の娘にその恐怖を味あわせることに納得できず、病院を変えました。

 

2軒目の小児歯科は駅前のクリニック。

規模が大きくて、歯科医師がたくさん所属しています。

そこでも初回診療時に

「次回来院時に、お子さんの体を固定して虫歯を削りましょう」

と言われました。

やっぱり削るしかないのか……と半ばあきらめ、次回覚悟して来院したら、初回対応した医師とは別の方でした。

その先生いわく、

「こんなに小さい子だと暴れて事故が起きやすいので、危なくて削れません。大きくなるまで待ちましょう」

だって。

正直ほっとしたけれど、対応する医師が毎回違うこと、さらに医師によって言うことがまちまちであることに不信感を抱き、新たな小児歯科をインターネットで探しました。

 

そして3軒目。

隣の市にある歯科医院です。

ここの先生には、

「押さえつけてまで治療することはない、進行止めをぬるだけで十分です。それでも進行するようなら、その時に削ることを考えましょう」

といわれ、うれしくて叫び出したい気持ちでした。

このクリニックの院長は虫歯だけでなく食べる時の姿勢や食べるものについてなど、確固たるポリシーを持った先生で、信頼するに値すると判断。

この病院に通うことにしました。

 

そこから約2年間、3カ月ごとに検診・フッ素塗布に通いました。

虫歯は進行しませんでしたが、娘も4歳になり、虫歯を削ってもらいました。

本人は歯医者さんはこわくないものと思っているようで、名前を呼ばれて1人でトコトコ歩いて診察室へ。

30分後、笑顔で帰ってきました。

1、2軒目の病院で医者の意見を鵜呑みにして、押さえつけて治療しなくてよかったなーと改めて思います。

それで娘が医者嫌いになってしまったら、一番困るのは母親である私だし。

 

ちなみに、通っているクリニックで、ふと机の上に置かれたカルテを見てしまったのですが、 そこに「M、熱心!!」と赤字で書かれていてギョッとしました。

きっと「M=ママ」ってことですよねえ……。

子供の虫歯は完全に母親の責任なんだから、そりゃ熱心にもなるっつーの!

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著者:ミラクル
年齢:40歳
子どもの年齢:3歳

母兼妻兼フリーライター。フリーランス10年目となる2011年秋に37歳で出産し、夫と子どもと猫の3人+2匹の生活に(最近さらに1匹追加)。妊娠中にスマホに記録していた日記のデータがすべてトンでしまったので、体験記はほぼ記憶頼り。日記はバックアップをとりましょう(涙)。家では膝の上に必ず猫か子どもがいるため、トイレすら気軽に行けないのが地味につらい毎日です。

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