前回にありますように、つわり後は体重管理をしなくちゃいけなくて、自炊をがんばっていました。
その頃、上の子は2歳前。随分いろいろなものが食べられるようになったとは言え、まだまだ幼児食です。
加えて、イヤイヤ期も始まっていたので、出されたものを素直に食べなかったりして。
何なら食べるか、試行錯誤して。保育園の給食メニューを参考にしたり。
そうしてがんばって作ったものを「いらな~い」の一言で押しのけ、「ゼリーちょうだい」なんて言われて、37歳第二子妊婦はマジ泣きしたりするわけです。
夫はなんでも食べる人だけど、それでも幼児食そのままよりは、味付け変えたりして、美味しく食べてもらえるように、手を加えて。
その上で、私用のヘルシーご飯を作る、カロリー控えめ、栄養ばっちり、って、できるかーーーーーーい!!!!!!
だいたい、上の子の育児も妊婦でこなすのしんどいのに、小一時間キッチンに立つなんて腹が張ってできやしないんですよ!!
惣菜も頼りましたけどね、あんなの一週間で飽きるんですよ!
もう近所のスーパーのコロッケ、唐揚げ、筑前煮は一生分食べましたよ!!
加えて、妊婦のお約束、お酒はダメ、カフェインもほどほどに、あれを摂ってあれはNGとか、もう、うぎゃーーーーーっっってなりました。
そこで私は、活路を見出したのです。
「外食」に。
妊婦で外食は、なかなかハードルが高いです。
つわり後も胸焼けや吐き気で思ったようには食べられないので、「自分用の一人前」を頼むのが怖くなります。
なおかつ、魔の2歳児との外食は、地獄です。
なだめすかし、時には押さえつけながら食事を与える。
やっと食べ終わったと思ったら、奴は席を立ち、店内を歩き始めます。
もうやめてくれ、私たちもご飯を食べさせてくれ!と、苦肉の索でスマホを見せると、痛いほど感じる「ほらご覧、あれがスマホ育児だよ」という世間の目……。
そんな私が、逃げ込んだ場所、それは。
個室もあり、お子様セットもある、某有名チェーン店の、居酒屋です。
天国です。
メニューはめちゃめちゃ豊富ですから、肉魚野菜なんでもござれ、夫とシェアして少しずついろいろ食べられます。
ノンアルコールのドリンクも豊富、ノンアルビールはもちろん梅酒テイストやカクテルテイストのドリンクもあり、いろいろ選べて気分もいいです。
お子様セットもいろいろあるんです、カレーや唐揚げハンバーグにうどん。ジュースとおもちゃも付いてきて最高。
個室なので、少しくらい騒いでもOK。世間の目も気にしなくて済みます。
夜の飲食店だと気になるタバコの煙も、個室ならシャットアウト。
だいたい、子供の晩御飯のタイミングに合わせて開店直後に行くので、他にお客さんも少なくて、ハッピーアワーで飲み物安かったりで、願ったりかなったりでした。
とは言っても夫婦二人と2歳児で、一回4千円くらい。そう毎日は来られませんが、週に1回のご褒美くらいには、と通っていました。
おかげで、私の妊婦ライフ、乗り越えられた!と言っても、過言ではないです。
>>>次回のエピソード:「やっぱやめたい!逃げ出したい!」 知っているからこそ怖い、2人目予定帝王切開
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:うだひろえ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:4歳と2歳
マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。4歳男児&2歳女児の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ 流し中。
website:http://umeyon.net
最新刊:「伝えるチカラを身につけたらダメ旦那が稼げる男になりました」
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。