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いろいろ「想定外」だった初出産。でも「お母さん」は乗り越えられるんだ!と実感

34歳と高齢出産直前での初産だった私。

とはいえ、34週まで仕事をし、母体も胎児も問題なく、予定日当日は全く出産の予兆もなかったため一人カフェランチを満喫していた、お気楽な臨月妊婦でした。

 

その翌日、朝はいつものお腹の張りがありましたが、陣痛ではないだろうと考え、夫を会社へ送り出し、ちょうど様子見に来る予定だった実母とのんびりランチをしていました。

食べ終わったころから軽い生理痛のような腹痛が始まり、病院に連絡すると、

「初産だから入院にならないかもしれませんが、念のため入院準備して午後の外来に来てください」

とのこと。

指示通り午後の外来に行きましたが、まだまだ子宮口は2.5cm。

状態を見た看護師さんも先生も、

「初めてだからここから長いよ、今日は出てこないと思うから一旦帰る?」と。

確かにそんなに痛くもないし…とは思いましたが、夫がいないためタクシーで帰ってまたタクシーで来るのも面倒だから、半ば無理やり入院させてもらいました。

 

5時頃早退した夫が合流。

病院の夕食を食べ始めた頃から腹痛が急に強くなり、生理痛のMAXくらいの痛みに。

間隔も3分程度になったので、動けるうちにトイレに行っておこうとお手洗いへ行きました。

しかし、トイレで用を足した後、痛みが急激に強まり、トイレの個室でうずくまること2分。

何とか部屋へ戻ってナースコールを押しました。

看護師さんが来た時にはベッドから立ち上がれなくなっていて、そのまま車椅子でモニターと子宮口確認のため分娩台へ移動。

すると、3時間前は2cmだった子宮口が8cmに。

「進行が速そうだから、このまま分娩室使っちゃおうね」

といわれ、陣痛室を飛ばして分娩準備となりました。

 

病院スタッフは誰も私がこの日に出産すると思っていなかったようで、何やらバタバタと資材や人員を準備。

40分のモニターを取り終わるころには子宮口が全開になり、そこから1時間で娘が産まれてきました。

 

「お父さん、おめでとうございます!初めの抱っこはお母さんにしますね」

という看護師さんの言葉ではじめて、夫がそこにいることに気付きました。

あれ。

立会出産しない予定だったんだけど(夫が血が苦手なため)、なぜ?

どうやら、車椅子で移動したとき、

陣痛室に持っている荷物をまとめて持ってきてくださいと指示された夫は、とりあえずの予定で分娩室に入れられ、そのまま分娩が始まってしまい、出るタイミングを逸したとのこと。

すごく遠巻きに私と赤ちゃんを見ている姿に、ちょっと笑えました。

 

そんなこんなで、実質の陣痛時間が3時間というスピード出産だった私。

そのため、陣痛や出産自体は話に聞いていたよりも楽でした。

所謂「安産」だったと思います。

 

しかし。

私にとって本当の苦痛はこの後やってきました。

 

まず、進行が速すぎたための会陰切開切開しなかったところの裂傷、縫合。

そしていきみで圧力をかけすぎたがための脱肛。

そして子宮の戻りが急だったための激しい後陣痛

入院した5日間は鎮痛剤と杖がないと歩けず、下剤がないと排便できず、足も曲がらないほどむくみ、ほぼ寝たきり生活となりました。

退院後も初めの一週間は寝不足以上に自分の体の不調に悩まされ、いったいいつ日常生活が送れるようになるのかと不安な日々でした。

夫、私両方の親の日替わりサポートがなかったら、あの一週間は乗り切れなかったと感謝しています。

 

そんな私ですが、あれから早2ヶ月。

もうほぼ痛いところはなくなりました。

勿論会陰の縫合痕や脱肛がおさまってできたとは、もうしばらくお付き合いをしなければいけませんが、念願の湯舟にも入れるようになり、既に『また妊娠出産経験してもいいかも』と思えるようになっています。

出産は、本当に人それぞれ。

経験してみないと分からないし、その人にしかその人の出産は経験できないんだと改めて思いました。

 

周りの情報からいろんな出産を想定していましたが、いろんな「想定外」がありました。

ほぼ予定日ぴったりにくるなんて。

あんなに早く終わるなんて。

まさか夫が一部始終を見ていたなんて。

産後があんなに辛い(痛い)なんて。

そして案外なんとかできちゃうなんて…。

『初産らしからぬ安産だったね』と言われたこともそう。

でも安産(速いお産)もその後が辛い…おそらく、楽な出産はない!(笑)

それでも乗り越えられるパワーというか、底力を、女性は持っているんだと思います。

 

そして今は、毎日寝不足で常に睡魔と疲労と戦う日々。

これにもまた対応できる力が、「お母さん」という生物にはあるんでしょうね。

いつか私の娘に話してみたい、私の初・出産経験談でした。

著者:でこぽん

30代、育児若葉マークです。産休のため、人生で初めて終日在宅という生活を送っています。はやく娘とお散歩行きたい!

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