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さっきまで幸せいっぱいだったのに…。待望の第一子がまさかの稽留流産。あの命を決して忘れない

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結婚して3年半、やっと妊娠!!それまでには不妊外来に通院し、妊活を続けた長い道のりがありました。
妊娠が発覚した時は夫と抱き合い泣きながら喜びました。


そして夢に見た妊娠生活は幸せの絶頂でした。 妊娠5週に胎のうを確認。妊娠7週に胎芽や心拍がはっきり確認できました。
モニターに映し出される小さい我が子、ピコピコと動く心臓が愛しくてたまらない。夫は感動し泣いていました。エコー写真は私の宝物。暇さえあれば写真を見てニタニタしていました。

 

そして妊娠9週目。 「大きくなっているかなぁ?」先生がモニターをのぞき込み、私もわくわく。
しかし、何かおかしい。「あれ?」と、先生がマイクのスイッチを確認しています。 「前回映っていたピコピコはどこ?」不安がよぎります。
「心音が聞こえない。体も動いていない。大きさも週数からすると小さいな。」

先生が何を言っているのか理解できませんでした。
「心臓が動いていないってこと?嘘だ!何かの間違い!つわりもあるし、前回元気に動いていたし!」
内診もしましたが、やはり心音は確認できませんでした。そして先生はゆっくりと稽留流産について説明を始めました。
「…流産」その時初めて今起こっている現実を理解しました。
稽留流産は染色体異常により起こる現象で、比較的高い確率で起こり、母体に非はないということ。
そして「早期に手術することをおすすめします」と次の段階の説明を始めました。 私はその展開についていけず、ただただ涙があふれるばかり。

「どうしてですか。何で?つわりだってあるし、元気に動いていたのに!」

先生は私が冷静でないため、一度待合室に戻るよう言いました。

顔を下に向けると買ったばかりのペタンコ靴。さっきまで母と里帰り出産の日程を相談し、昨夜は可愛いマタニティワンピースをネットで注文し、妊娠したことをたくさんの人に報告してしまった…。

 

その日はとにかく、これまでにないくらい泣きじゃくりました。

手術は5日後。子宮内をきれいにする除去手術です。早期に取り出さないと感染症の恐れもあるそう。

「この前まで私の宝物だったのに、今は取り除かなくてはいけない異物なの?」

そして初めての手術に不安と恐怖が襲ってきます。ただでさえ赤ちゃんがいなくなり気持ちの整理がつかないのに、手術も受けるなんて。

 

目の前が真っ暗でした。

 

どうしようもない思いを夫にぶつけました。夫は明るく「また頑張ろう!」と励ましてくれましたが他人事のように感じ、「こんな思いをするくらいなら、子供なんていらない!」と怒鳴りました。

「心の苦しみも手術の不安や恐怖も、私だけが辛い!2人の子供なのに私だけどうして?」
夫は黙って私を抱きしめ、涙を流しながら「代われるものなら、代わってあげたいよ!」と言いました。


それは正直な気持ちだとわかりました。妊娠が発覚した時も心拍が確認できた時も私以上に喜んでくれた夫。長い妊活も二人三脚でやってきました。いつも支えてくれていたのです。

手術当日は終始付き添ってくれ、とても心強く感じました。

 

手術が無事終了した安堵感からか、流産したことについてどこか吹っ切れたような、スッキリとした気持ちになりました。
もちろん悲しい気持ちは消えないけれど、私には愛すべき夫がいて、明るい未来が待っている、と思えるようになりました。

 

流産の経験は、妊娠することはもちろん無事に生まれてきてくれること自体が奇跡なのだと教えてくれました。
そしてこの辛い経験を夫婦で乗り越えたことで、夫の大切さを再認識し、さらに絆が深まりました。
赤ちゃんが私たちにもたらしてくれた、命の尊さはこの先も決して忘れません。

著者:ゆきんこ
年齢:30代
子どもの年齢:1歳

都内在住。ママになってもキレイで可愛いママでいたい!トレンドや美容・コスメ大好きなミーハーママです♪最近は娘が喜ぶレシピを考案中!娘のおかげで苦手だった料理の腕も上がったかも・・・

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