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双子を切迫早産、7ヶ月から入院。1週1週数えて過ごし、何とか37週まで持たせた!

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双子ちゃん妊娠だったので、元々リスクがあるとずっと言われてました。

まだ長女も2歳で遊びたい盛り、私もパートをしてたので動き回ってる毎日。

そのなかで日に日にハイペースで大きくなるお腹でした。

 

二卵性だったので、そこまでリスクもないだろうと思ってました。

検診も1ヶ月に1回ペースだったのですが、妊娠6ヶ月の時、エコー中に

「お腹張ってるのわからない?」

って先生に言われました。

私はいつもこんな感じなんだけどな…って思いながら、わかりませんと言いました。

「お腹固くなって張ってるよ~、一応薬出すから次から一週間おきに診察に来て下さい」

と言われました。

 

そこからが私の意識も変わりました。

このままだと流産になってしまうのではと不安にもなり、時間があるときはなるべく横になるようにしました。

薬を飲むと少しドキドキして、自然と横になることが増えました。

 

何とか早産扱いになる22週を迎える頃には、お腹張ってるのがわかるようになっていました。

胎動とは別に、カチカチっとお腹が固まる感じがするようになりました。

寝てる姿勢から起き上がる時にも、負担をかけないように横向きからゆっくりと体を起こしていくようにしました。

仰向けでお尻をあげる骨盤高位の体勢をすると、いくらかお腹がやわらくなりましたが、それはその場しのぎで、またお腹が固くなります。

 

気づいたらお腹の大きさは臨月並みでした。

服にとても困りました。

お腹のお臍周りは臨月並みなのにバストやヒップはあまり変わらずで、マタニティ服でもお腹はLLだけど他はMサイズ。

着るものが限られてしまいました。

お腹を冷やさないように腹巻きをしてましたが苦しくて、家ではタオルを巻いていました。

長女にも『ママ、お腹苦しい?』とよく心配されてました。

 

あともう少しで7ヶ月だという矢先に突然の吐き気。

「夜ご飯食べ過ぎたかな?」と思いましたが、そこから4回も吐きました。

キューっとお腹が締め付けられるような痛さを15分おきに感じるようになり、夜中の3時で土曜日だしどうしようと思いましたが、病院に電話したところ、

「すぐに来て下さい」

と言われて義母に子供を預け、病院にタクシーで向かいました。

入り口で助産師さんが待っていてくれ、車イスでベッドまで移動しました。

そこからNSTと内診をする途中でも嘔吐。

「子宮口は開いてはないけど柔らかい、子宮頸管は2ミリなくこの状態で家に帰す訳にはいかない」

と言われ、そのまま入院になりました。

 

切迫早産と言われ、ウテメリンは点滴に変わりました。

それがとても辛く、吐き気はするし動悸もするし手も震えるしでした。

産むまでの間、24時間ずっとしなければならないのは大きなプレッシャーでした。

ご飯も食られず、5回に分けてもらうも嘔吐。

脱水してるとの事で栄養剤の点滴も追加になりました。

ウテメリンの副作用を抑える漢方も、臭いがダメで嘔吐してしまうので中止となりました。

 

入院して1週間経つと、ご飯も食べれるようになり生活にも慣れてきました。

私の血管は太いのですがもろく、3日に1度は点滴の交換が必要で、毎回刺す場所に悩む助産師さんには申し訳なく感じていました。

入院して2週間経つ頃には売店に歩けるようになり、念願のシャワーも浴びました。

シャワーの時だけ点滴が外れるのでとても嬉しかったです。

それでも油断は禁物で、毎日NSTをやり週2回内診を受けてました。

 

ようやく迎えた8ヶ月、まだまだお腹にいてもらわないとと毎日戦いでした。

この頃は横に向いても苦しく、長時間は寝れなかったです。

でも胎動をお腹のあちこちで感じ、微笑ましく思っていました。

何とか32週まではもたせたいと思いながら過ごす1日1日が、とても長く感じました。

日毎に大きくなる双子ちゃんを毎週見ては癒され、『入院しているから何かあっても大丈夫』と思ってリラックスするようにしていました。

 

8ヶ月の終わり頃にはウテメリンはこれ以上増やせないとなり、マグセントに変わりました。

これがまた体がだるいだるい…動いてないのにだるくなりました。

腹囲は100センチ超えて、ご飯も食べたいけど食後がとても辛く、揚げ物などは消化できず揚げ物禁止にしてもらいました。

大部屋に入院していたのですが殆ど動けなかったので、周りの人と話すようなこともありませんでした。

毎日夕方には主人と子供が来ていたので暇にはなりませんでした。

 

そんなこんなで迎えた9ヶ月、NICUにあまり空きがないからまだまだ頑張ってと言われながら、肺呼吸ができる34週を目標にしてました。

膣炎の予防のために膣洗浄と薬を入れてもらって、凄く辛かったのですがそれが効いたのか気づいたら36週。

37週で帝王切開しましょうとなりました。

不思議と症状もよくなっていたのですが、あと2日で37週だったので帰宅せずそのまま入院してました。

迎えた37週で帝王切開し2,300g、2,500gの男女の双子を出産しました。

 

手術中はもう知っている先生達だったので不思議と怖くなかったです。

二人とも体重がギリギリ保育器に入らなくてよかったのですが、低血糖でGCUに入りました。

双子ちゃん達は結局1ヶ月位の入院となりましたが、その間に長女とゆっくり過ごし私の体力も少し回復した状態で二人を迎え入れる事ができました。

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著者:ゆんにゃん

長女3才、男女の双子ちゃん9ヶ月のママです。周りの協力あって子育てしてます。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。