妊娠中、常にお腹の左側だけがふっくら。
臨月に自分が見下ろすと、その歪な形は明らか。
毎回先生が異なる病院だったので検診のたびに聞いたが、どの先生も
「左側にいる赤ちゃんもいれば、右側にいる赤ちゃんもいるからね~」
で一蹴。
38週の生期産にも関わらず、2,200gの低体重で誕生した息子。
小柄ながらに順調に1歳、2歳と成長し…さて、第二子を検討。
しかしなかなか授からず、10周期目で不妊外来を受診。
最新の設備でのエコーとじっくり時間をかけた内診や問診。
そこで全ての謎が解けた。私は「双角子宮」という「子宮奇形」で、生まれつき子宮がくびれの深いハート型であると判明。
正常の子宮と比べ、左右いずれかの半分の面積で胎児を育てることしかできない。
第一子はその左側だけに留まり狭い思いをしていた模様。
後期検診で子宮筋腫と診断されたのは、そのハート型の右側部分だった模様。
帰宅し検索すると、子宮奇形は、
「妊娠しにくい(着床すべき場所が限られる)」
「流産しやすい」
「お腹が張りやすく、いわゆる安定期はない」
「ほとんどの人が早産」
「帝王切開になりやすい」
「ほとんどの胎児が小さめ」
とのこと(これらは先生に直接言われたわけではなく、ネットで得た情報)。
もし第一子不妊の際にこれを知ったら絶望したかもしれない。
でも既に一人生んでいる。
息子の出産は奇跡だったのかな、と息子の存在により感謝し、より愛おしく感じた。
その後妊娠し、現在4ヶ月。
ハイリスク妊婦である自覚をし、大事にお腹の子を育て、無事出産することを願っている。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:すんこ
3歳児を持つ初期妊婦
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