結婚してから保育士として働き始め、早1年が過ぎたころの2014年3月。
生理が遅れていて、「もしや」と妊娠に気づきました。
子どもはもう少しあとかな…と考えていたので、嬉しさよりも戸惑いと驚きでいっぱい。
職場にいつ、どうやって報告しよう…年度の切り替わりの慌ただしい中、そんな焦りばかりが募っていました。
・4月1日
妊娠検査薬で陽性反応を確認。
・4月4日
産婦人科初診。子宮内に胎嚢を確認。「次は3週間後に来て」と言われる。
・4月11日
3週間も待てず、別の産婦人科を受診。胎嚢と卵黄嚢を確認。「1週間後に来て」と言われる。
・4月17日
前回と変化なし。「流産の可能性がある」と言われ、大きな病院を紹介される。
・4月23日
大病院受診。けいりゅう流産と診断される。
手術or自然排出を選択できると言われ、子宮の回復が早い自然排出を選択する。
「今後は普通の生活をして問題ない」と言われる。
・5月2日
GW。仕事が休みになり、急に不安が募る。食欲が減ってくる。
・5月3日夜~4日
食事がほとんど喉を通らず。
・5月5日
朝から下痢気味。茶おりものが出る(自然排出の兆候だったかも)。
・5月6日
GW最終日。お昼にカレーを食べるも、腹痛に。夜まで続く。
・5月7日
腹痛は治まり、久しぶりの仕事へ。体調はいつも通りに戻ったように見えた。
しかし22時半頃、出血を感じ、トイレへ。大きな塊が出てくる。
23時頃、出血が増え、10分間隔でトイレへ。その後腹痛と便意も重なり、冷や汗。貧血状態。
出血、痛みが少し治まり、布団へ。意識朦朧なまま眠りにつく。
・5月8日
病院へ出血の連絡。「早めに受診した方が良い」と言われる。
妊娠の事はまだ職場に報告していなかったため、「生理痛」を理由に仕事を休む。
病院を受診すると、子宮も綺麗になっているのでもう大丈夫とのこと。いくつか薬を処方される。
・5月12日
病院で経過受診。1回生理を見送れば、妊娠しても大丈夫とのこと。
流産についての話も伺う。今後、流産が2回続くと反復流産。3回以上続くと習慣流産というらしい。
3回続くようなら、血液検査等をして調べることもできるという。「不育症」という言葉も知る。
このように、約1ヶ月の間に、めまぐるしく変化する状況に、体も心も頭の中も、必死でついて行こうとしていました。
ネットで色々な妊娠用語を検索して、同じ境遇の人がいることを知ったり、さらに不安に陥ったり・・・。
初期の流産はもともと赤ちゃんの問題で「防ぎようがないもの」とされながらも、自分を責め、毎日が暗闇でした。
そんな中でも、仕事で触れ合う子どもたちに救われました。
命って本当に尊い。
子どもを産むことだけでなくて、妊娠することそのもの、そして妊娠を継続していくこと、全てが奇跡の連続なのだと知りました。
お母さんになる準備がまだできていなかったから、赤ちゃんもいってしまったのかな…そんな気持ちで、なんとかこの経験を乗り切っていった気がします。
いま、再び妊娠をしてやっと13週まで来ました。
まだ流産の記憶が時々不安にさせるけれど、お腹の赤ちゃんの力を信じて、少しずつ前を向いて、マタニティライフを楽しんでいきたいです。
著者:よゆこ
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。