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「ちゃんと見とけや!」児童館で怒鳴られ平謝り。言葉が遅く手が出やすい息子に、私が教えてあげられること

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我が家の長男は、言語発達が遅れており、「ママ」以外の言葉が言えるようになったのは、2歳6ヶ月でした。

3歳を過ぎてもほとんどお喋りが出来ない長男。

お友達とのトラブルが多いことが一番の悩みでした。

叩いたり、押したり…。手が出やすいのです。

トラブルになりやすい公園や児童館では、常に長男にぴったりとくっついていました。

長男がお友達に手を上げそうになった瞬間にその手を握り、暴れ出す体を抱きしめて止めていました。

しかし、それが間に合わない時もあります。

そんな時はとにかく親御さんにひたすら頭を下げる日々でした。

ある日の児童館。

長男より1~2歳年上の女の子が、声をかけてきました。

「何歳?」「名前は?」「一緒に遊ぼ!」

女の子が長男の顔を覗き込みます。

しかし長男は恥ずかしがってしまい、女の子から離れようとします。

ずっとついてくる女の子に、長男がとうとう女の子の腕を押しました。

女の子はきょとんとしています。

私はすぐに、女の子のお父さんに謝りました。

お父さんはサングラスをかけており、どこに視線を向けているのか分かりませんでした。私の謝罪は無視。

長男が悪いので仕方ないことです。

女の子はと言うと、押されたことを全く気にしていないのか、相変わらず長男について回り、話しかけたり、長男の遊んでいるおもちゃで一緒に遊び出そうとしたり。

また押したり叩いたりしてしまうのではないか、とハラハラしていた私は、長男にぴったりくっつきます。

 

そして、とうとう事件は起きました。

長男が再び女の子の腕を押したのです。

私が「あ!」と思って長男の手を取ったのは、もう押してしまった後でした。
私はすぐに女の子のお父さんに謝りました。

「2回目だろ!!何してるんだ!!ちゃんと見とけや!!」

突然、大きな声で怒鳴られ、児童館内はシーンと静まりかえりました。

お父さんはサングラスをかけていましたから、表情がよく読み取れず余計に恐く感じました。

しかし悪いのは、紛れもなく我が長男です。

「本当にすみません…」

頭を下げて謝っている途中で、また怒鳴られました。

恐怖のせいか、その時のお父さんが何を言ったのか、私は全く覚えていません。

周りの視線にさらされ、「とにかくここを早く出なくては」と、私は再度謝って急いで帰り支度をしました。

その時も何か言われていましたが、よく聞こえませんでした。

児童館を出て、急いで車に乗り込みました。

そしてエンジンをかけた瞬間、涙が次から次へと溢れ出します。

子供達がいるので、気づかれないよう声を殺して泣きました。

 

思えば、長男の手が出るようになったのは1歳10ヶ月頃。

それから毎日、他の子とトラブルにならないよう気を張っていました。

しかし、どんなに気を張っていても必ずトラブルを起こす長男。

その度に平謝りする私。

大抵のお母さん達が「大丈夫ですよ」と言ってくれたけれど、冷たい視線を送る人、長男が近づくとそれとなく離れていく人、長男と近づかせないようにしていた人もいました。

でもそれは当然のこと。自分の子供を守るのは母親の務めです。

……それが分かっていても、私はすごく辛かったのです。悲しかったのです。

今まで溜め込んでいたものが、我慢していたものが、全て爆発し、私の涙は止まりませんでした。

あまりに辛くて、公園や児童館に行くことをやめようと何度も思いました。

ですが、今だからこそ、私が教えてあげられることがあるかもしれない。

言葉が出ない長男の目の前で「貸して」「どうぞ」「ありがとう」「ごめんなさい」「いいよ」「だめ」を実践で教えてあげられるのは私だけです。

ここで負けてはいられません。

いつかきっと実を結ぶことを信じて、私は今日も長男と出掛けます。

著者:かつどん子
年齢:30代
子どもの年齢:3歳・1歳

男の子2人のママ。毎日元気に走り回っている2人を後ろから必死に追いかける日々。趣味はドライブと食べること。週末は美味しいものを求めて家族みんなでお出掛けしています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。