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「産んだ実感」がほしかった。促進剤でも進まず、緊急帝王切開の宣告にパニック

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1月に第一子が生まれました。41w1dでの緊急帝王切開でした。

予定日が近くなっても子宮口が開かず、39w2d、39w5dに子宮口を柔らかくする注射をしました。

39w5dの時点で子宮口の開きは1.5cmで、医師がかなり強く子宮口を刺激(いわゆるぐりぐり)しました。

私が小柄なので、これ以上赤ちゃんが大きくなる前に産みましょうということで、39w6dからの誘発分娩となりました。

陣痛促進剤を飲み始める前の子宮口の開きは1.5cmでした。

 

<促進剤1日目>

1時間毎に1錠ずつ、6錠を飲む。4錠目を飲んだころから痛みが出てきた。

夜は2~3分おきに痛み、一睡もできなかった。

 

<促進剤2日目>

1時間毎に1錠ずつ、計6錠を飲む。

促進剤を飲み始める前に医師の内診を受ける。子宮口の開きは2.5cm。

内診の際に痛がったら、医師から「この状態だと帝王切開も視野に入れてほしい。旦那さんにも説明したいから呼んでほしい」と言われた。

夫は陣痛が本格化したところで呼ぶ予定だったので、この時点ではいなかった。職場に連絡して、お昼前に早退してきてもらうことになった。

「帝王切開」という言葉を聞いたところで、一気に不安になり、第一のパニックになった。

 

一睡もできなかったことで今後の体力への不安、一晩中痛かったのにそれは「前駆陣痛」で子宮口がほとんど開かなかったことへの落胆、そして、自分には「産む」ことができないのではないかという焦り、様々な感情が一気に襲ってきて、泣いてしまった。

助産師さんに話を聞いてもらい、気持ちを受け止めてもらえたので、パニックからは抜け出せた。

夫が来て、医師からの説明があった。

「もし生まれなかったら3日後に帝王切開をしましょう」とのこと。医師からの説明があったころには10分おきの本陣痛がくるようになっていた。

(もし経腟分娩できていれば、昼頃から分娩所要時間になるはずだった)

 

夕方になり、担当の助産師さんが代わった。そのときには陣痛は5分間隔くらいになっていた。

夕食の主食はおにぎりに作り替えて出してもらえたので、痛みのないときにおにぎりを1つと、おかずをほんの少しだけ食べた。これだけでも食べられたことを助産師さんがほめてくれてうれしかった。子宮口は5cm開いていた。

 

夜中の4時近くになり、分娩台に乗り、導尿をしたり、点滴用の針を刺したり、分娩体制に入った。

いきみOKまできて、「帝王切開にはならずに産めるんだ」という安心感があった。数回いきんだところで、人工破水。これで分娩が進むだろうと言われていた。

でも、いくらいきんでも、赤ちゃんが降りてくる気配がなかった。

赤ちゃんは元気に動き回っている。心拍数もいい状態。でも、助産師さんの手が赤ちゃんの頭に触れることはできても逃げてしまう、というような状態が続いていた。

 

5時過ぎに医師がきて、助産師さんから話を聞き、内診。

そこで、「分娩停止」宣告された。緊急帝王切開になることはすぐに承諾したが、ここから第二のパニックになってしまった。

「産む」ことができなかったという悔しさ、いきんではいけないのにやってくる痛み(実際、我慢できずにいきんでしまった)によって、大騒ぎになってしまった。

医師からは「これでは帝王切開もできない」といわれてしまうほどだった。

 

分娩停止と判断されてから、麻酔がかかるまで約1時間、パニック状態は続いた。

「緊急」とはいっても、私も赤ちゃんも元気な状態だったので、安産な手術のために麻酔科医、他の医師、看護師などが揃ってからの手術となった。

麻酔がかかると第二のパニックからは抜け出せたが、次に手術への恐怖で第三のパニックが襲ってきた。両手が急に震えだした。

赤ちゃんが生まれた後、縫合しているときは眠ってしまい、記憶がないが、起きたときもまだ両手は震えていた。しばらく震えはおさまらなかった。

 

赤ちゃんが元気に生まれたのでそれ以上のことは望みません。

でも、やっぱり経腟分娩したかったという思いが残ります。「産んだ」という感じがしません。「産めなかった」という思いが強いです。カンガルーケアがしたかったです。

赤ちゃんに対しては、「ごめんね」の気持ちがありました。初めて飲むもの、くわえるものをおっぱいにしてあげられなかったこと、はじめの3~4日はあまり関わってあげられなかったこと、そういう「ごめんね」の気持ちで泣いてしまうことがありました。

今でも、幸せそうにおっぱいを飲むのを見ると泣いてしまうことがあります。

でも、今はとても幸せです。

著者:たえたん

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