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辛いのは自分だけではない!

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私が入院したのは、子宮口は0cmながら陣痛破水があった夕方でした。入院用の部屋ではなく分娩室に近い待機部屋で、3台のベッドがカーテンで仕切られた部屋でした。

入室すると既に1人入っていて、翌日にはもう1人が入り満床となりました。

私が陣痛促進剤を使って子宮口が開くのを待ち痛みと戦っていると、1人目の方がかなり辛そうな声をあげ、帝王切開になるかもという説明を受けていました。その日の午後、彼女は経腟分娩で無事出産しました。

苦しむ声を聞き続けていたので、よかったーと思いつつも、相変わらず陣痛が辛い私はなんとかやり過ごそうとひたすら深呼吸をしていると、最後に入ったもう1人がだんだん声を荒げるようになってきました。

「痛い!苦しい!死んじゃう!」

…どんどんエスカレートしていく叫びに、同情を通り越して引いていく私の家族。

挙句泣くわ吐くわで、隣で寝てるのが嫌になっていきます。

私はこんなに静かに、冷静に耐えているのに!とは言えませんが、せめてここにいるのご自分だけでない事を忘れないでほしい程の絶叫っぷり。ついに私の家族は聞いていられないと退室してしまいました。

ナースコールを押しても助産師さんは来ず、彼女の対応に追われているもよう。(後から聞いたら、助産師さん達も大袈裟すぎると呆れていたそうです)

結局彼女は次の日の夜中に出産、ようやく静かになった部屋で私はこの後更に12時間、1人で痛みと戦う事になりました。

陣痛促進剤を強めた事で私も叫びたい程の痛みではありましたが、彼女のようにはなりたくないという大人のプライドで乗り切れました。

「煩くしてすいません」の一言でもあれば、「陣痛辛かったよね、気にしないで」と気持ちよく言ってあげたかったのですが、入室中彼女やご家族からそんな謝罪はなく。私は出産までただ不快な3日間を過ごしたのです。

 

みなさん、出産が辛いのはみんな同じ。命がけの戦いに挑むいわば仲間です。ただ!ほんの少しでいいから気付きましょう。

『周りに迷惑をかけることもある』!!

 

著者:リコ

35歳、決して若くない初産に挑みました。

若くないからこその、大人の戦いができました。

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